執筆者:Amy H. Kaji, MD, PhD, Harbor-UCLA Medical Center, David Geffen School of Medicine 窒息を緩和する手技により、多くの命が救われています。成人の窒息で最も多いのは、大きな肉のかたまりなど、食べものをのどに詰まらせることです。嚥下反射機能が十分に発達していない乳児は、ピーナツやアメなど小さな丸い食べものでのどを詰まらせます。小児、特によちよち歩きの年代では特に、口に入れた風船、おもちゃ、硬貨などの食べられないものや、食べもの(特にホットドッグや丸いアメ、ナッツ、豆、ブドウなどの丸くて滑らかなもの)をのどに詰まらせることがあります。 最初の症状はせきこむことですが、せきこみが激しすぎて助けを呼べないこともしばしばあります。のどの辺りを両手でかきむしるような動作をしていることもあります。呼吸や話す声が弱まり、止