図5 技術仕様案が規定する要素技術一覧。配信サービスに関する仕様と,サービス手段に関する仕様で,サービスを利用するための手続きやコンテンツの再生などに利用する各種の技術を規定した。例えばコンテンツを案内する画面は,インターネットを利用するサービスはIPTV用HTML,CDNを利用するサービスはIPTV用BMLで記述することになる(IPTVフォーラムの資料) 通信事業者や放送事業者,機器メーカーらで構成する「IPTVフォーラム」は2008年6月9日,IPTVサービスの受信機に関する技術仕様案をまとめたことを発表した。この技術仕様案は,IPマルチキャスト技術を用いた放送サービスと,ストリーミングやダウンロードで再生するVODサービスを想定する。この技術仕様に則って受信機を開発することにより,例えば「アクトビラ」や「ひかりTV」などのサービスに対応できるようになる。任意団体であるIPTVフォーラ