自民党の中川昭一政調会長が13日、都内のコンビニで 「おでんにトマトを入れることを前向きに検討していくべき」 と発言していたことが明らかになった。おでんタネの主役を大根・たまご・こんにゃくと定める「おでん三原則」の否定とも受け取れ、国内外で大きな論議を呼びそうだ。 調べによると中川会長は同日深夜、永田町近くのコンビニエンスストア「セブン-イレブン」を訪れ、 「おでんにトマトが入ってない。トマトのリコピンに抗酸化作用があることが判明している現在、健康も考えて具に加えることを前向きに検討していくべきだ」 と店員に注文をつけたという。 我が国の誇る「おでん憲章」では、おでん三原則として大根・たまご・こんにゃくを具に入れることを定めている。煮汁を赤く汚染する危険性の高いトマトを採用することは、とりわけ色のつきやすいたまごと相性が悪い。このため、識者のあいだでは「トマトは三原則違反」とするのが定説だ