Apple's thinner new iPad Pros feature an M4 chip and "tandem" OLED displays
日経エレクトロニクス分解班の前には,「PSP-1000」および「PSP-2000」の内部がそのすべてをさらしていた。 既に,大方の解析は終えている。液晶モジュールも無線モジュールも,部材レベルまで解体された。もう,あらゆる部品は解体しつくしたはず…。場の空気が弛緩しかけたとき,技術者の一人が提案した。 「ねえ,あの電池モジュール,開けてみようよ」 それは,分解好きの技術者にとっては悪魔のような囁きだった。 モジュール内にムダな空間? PSPの電池モジュールには一つ,興味をそそる点があった。外装がゆるやかな曲面を持っていることだ。 もし角型の電池セルが入っているとすると,曲面がある分だけ内部に無駄な空間があることになる。 図1 PSP本体の筐体が持つ曲面に沿うように,電池モジュールの左端が薄くなっている。旧型「PSP-1000」の電池モジュール(下)は容量1800mAh,新型「PSP-200
「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の新型である「PSP-2000」と旧型の「PSP-1000」を分解した技術者たちは ( Tech-On!の関連記事1, Tech-On!の関連記事2),プリント基板の次にPSP-2000とPSP-1000の液晶パネルに目をやった。 PSP-2000では液晶ディスプレイ前面の金属部品がないことに気付く(図1)。軽量化のために省略したものと推測される。PSP-2000の液晶パネルの厚さは2.5mm,重さは26g。PSP-1000の液晶パネルの厚さは4.0mm,重さは49gであったため,PSP-2000用は1.5mm薄く,23g軽くなった(図2)。2.5mmという厚みに関しては,「最近の携帯電話機の液晶パネルの厚みと比べて特に薄いということはない」(分解に協力した技術者)という。 図1.PSP-2000(右)とPSP-1000(左)に搭載する液晶パネル
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「プレイステーション・ポータブル(PSP)」の新型である「PSP-2000」の特徴は,何といってもその軽さにある。質量が189gと,旧型の「PSP-1000」より91g減らした(Tech-On!関連記事)。 旧型と比べ約2/3の軽量化に成功した要因は何か。日経エレクトロニクス分解班は,技術者の協力を得て早速PSP-2000の分解にかかった。 今回の分解では,新型のPSP-2000に加え,旧型であるPSP-1000を用意した。二つのPSPを同時並行に分解することで,軽量化のポイントを浮かび上がらせる。 まず,旧型であるPSP-1000を途中まで分解してみることにする。
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