日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題で、同部が関東学生連盟に提出したチーム改善報告書で内田正人前監督ら指導陣から反則指示があったことを認めていることが25日、関係者への取材で分かった。日大側は指導者と選手に「受け止め方で隔たりがあった」と主張してきたが、第三者委員会が6月末に指導陣からの指示を認定した中間報告に従い、前監督らに責任があることを明確にした。 内田前監督が日大の常務理事や人事部長など強い権力を握っていたことも問題の背景にあったと認め、再発防止策として、大学運営に携わる理事らが監督やコーチなどを兼務しないことを盛り込んだ。 一方で内田氏と井上奨前コーチが関東学連からの除名処分を不服とし、近く異議申し立てをすることも判明。資格剥奪とされた森琢前ヘッドコーチは既に異議を申し立てた。内田氏は5月下旬の会見で指示を否定したが、自宅待機となった6月以降は公の場で反論していない。関東学