誰もが知る白黒のサッカーボールですが、そこに至るまでには長ーい歴史があることをご存じですか? はるか昔、まだサッカーが始まったころは、なんと今のようなボールではなく、牛や豚の膀胱をボール代わりに使っていたといいます。 その後、今のように革を使ったボールへと切り替わり、1960年代ごろから私たちの知る白黒のボールが使われます。ただ、注目すべきは色よりも形。表面は、正五角形と正六角形の組み合わせになっていますよね。数えてみると正五角形は12個、正六角形が20個あるので、32面体となります。 実はこの正五角形と正六角形を使った32面体は、古代ギリシャの数学者アルキメデスが考えたといわれます。アルキメデスといえば、自分がお風呂に入ったときにお湯があふれたことをヒントに、ニセモノの王冠を見破る方法=アルキメデスの原理を発見したあの有名な数学者ですが、32面体をサッカーボールに採用している裏には大きな