インターネットやスマートフォンの普及などで、デジタル上でのやりとりが主流となっている昨今ですが、「手書き」で自分の考えや気持ちを伝えることは今なお、大切なことです。日々、膨大な量の郵便物を確実に届け続けている、日本郵便株式会社の担当者に、「郵便番号」にまつわる歴史や、郵便物を出す際のマナーについて聞きます。 郵便番号は、郵便事業を省力化するために1968(昭和43)年に導入された制度だそうです。それまでは配達先の住所を見て郵便局員が振り分けていましたが、同時に郵便番号の読み取り区分機が導入されたことにより、格段に効率化されました。当初の郵便番号は3桁もしくは5桁で、管轄する郵便局まで分かるようになっていましたが、1998(平成10)年からは現在の7桁に。この7桁化によって町名まで区別できるようになり、さらに効率化が進みました。