まだ同校の軍犬研究第2期目の段階であり、満洲事変より10年も前に千葉県内の演習場で撮影されたもの。しかしながら、現代ミリタリー界では「戦地での弾薬運搬犬運用事例」と勘違いされてしまいました。 これら兵士のサポートが必要な輓曳運搬犬(荷車運搬)はテスト段階で廃止されます。後の満州事変~日中戦争では、背嚢を装着して単独行動が可能な駄載運搬犬が戰場の主役となりました。 以上は大正10年に歩兵学校が発表した資料です。 この写真ですが、後年に絵葉書となった際アレコレと彩色・加筆されてしまいました。 荒川「彩色技術の驚異ってやつですな。分かりますか?」 後藤「あんまり詳しくないんですが、発表された歩校の写真とは細部が違うような……」 (パト2風に)