【読売新聞】 「企業のネットが星を 被 ( おお ) い、電子や光が駆け巡っても」国家や民族が消えてなくなるほどではない近未来が舞台の『攻殻機動隊』などで、後のクリエイターに多大な影響と衝撃を与えた漫画家、士郎正宗さん(63)。デビ

東京で古本買取・販売をしているお店を巡り、これまでのこと、いまのこと、そしてこれからのことを、バリューブックス寄付担当・難しい本マニアの「廣瀬聡」がインタビューしていきます。今回は東京都武蔵野市吉祥寺にある『よみた屋』の澄田さんにお話をお伺いしました。 みんな「古本買取」という仕事に、どう向き合っているんだろう。 そんな問いからスタートしたこの企画。 東京で古本買取・販売をしているお店を巡り、これまでのこと、いまのこと、そしてこれからのことを、バリューブックス寄付担当・難しい本マニアの「廣瀬聡」がインタビューしていきます。 今回は東京都武蔵野市吉祥寺にある『よみた屋』の澄田さんにお話をお伺いしました。 インタビューを終えて(廣瀬) 正直に言うと、そんなに大きな古本屋さんじゃないところで、お話を聞ければ...みたいな気持ちでインタビューに向かったのだが。 古本・古書業界の雄大な流れや、これか
オイシイファーム(Oishii Farm)の共同創業者兼CEO・古賀大貴氏は、「植物工場は日本が勝つべくして勝てる領域」と断言する。 撮影:湯田陽子 日本のイチゴが、ニューヨークで旋風を巻き起こしている。 アメリカを代表するフレンチ界の巨匠、ダニエル・ブリュー氏のミシュラン二つ星レストラン「ダニエル」をはじめ、味に惚れた有名レストランのパティシエから注文が殺到。ソースや飾りといった素材の一部ではなく、デザートの“主役”として、加工せずそのまま提供している店がほとんどだという。 レストランだけではない。高級スーパー・ホールフーズをはじめとする100店舗以上のスーパーでも販売。店頭に並ぶそばから飛ぶように売れている。 食通をうならせるこのイチゴ、生産しているのは日本人CEO率いるオイシイファーム(Oishii Farm)だ。 2016年にアメリカで創業した同社は、畑やビニールハウスではなく屋内
俺はラリーズに関しては、皆がけなすとほめたくなるし、絶賛すると批判したくなる。そういうフラットな立場でずっと接してきた。なにごとも、神話化されることが嫌いだし。 灰野敬二さん(以下、敬称略)の取材を始めてからちょうど3年が経った。周辺関係者インタヴューも含めて今なお継続中である。この取材は、「灰野さんの本を書いてくれ」というエレキング編集部からの依頼がきっかけだが、私自身の中にも「灰野さんの軌跡をちゃんと残さなくてはならない」という思いがずいぶん前からずっとくすぶっていた。灰野敬二ほどオリジナルな世界を探求し続けてきた音楽家は世界的にも稀、というか他にいないという確信があったから。半世紀以上にわたり、自分だけの音楽を追い求め、膨大な数の作品を残してきた彼の評価は、日本よりもむしろ海外での方が高いし、灰野の全貌を知りたがっているファンが世界中にいる。この貴重な文化遺産をできるだけ詳細かつ正確
みなさんこんにちは!最近は夜風が涼しくなって、秋の訪れを感じますね。 リモートワークも定着してきた今日この頃ですが、自宅にいると服装や髪型がつい緩くなってしまうという悩み(?)を友人たちの間でよく耳にします。 外出や通勤する機会が減ったとはいえ、身だしなみはいつだってきちんとしていたいもの。 特に男性ってメイクをしないので、ヘアスタイルがキマっていれば緩くは見えないですよね。 (筆者は女性なので、急なリモート取材時に焦らないようにまつげのエクステを検討中…)。 そんなコロナ禍の8月にオープンしたのが「富士東洋理髪店」。ナチュラルでありながらスタイリッシュ、オンもオフも「イイ男」でありたい“紳士”のための理髪店がオープンしたのです。 「3歳の頃に理容師になると心に決めていたんです」 代々木上原駅から歩くこと4分。「富士東洋理髪店」の看板が置かれたスタイリッシュな外観が目に入ります。重い扉を開
スティーヴン・ステイプルトン (Nurse With Wound) インタビュー 『FEECO』vol.1 掲載分(2018) 編集版 Pt.2 前回に続いて2017年にアイルランド西部のクールータで敢行したスティーヴン・ステイプルトン(Nurse With Wound)へのインタビュー転載。 本編-ジム・サールウェル (FoetusことJG Thirlwell)最初期のレコード裏面には、北ロンドンにあるあなたの実家の住所が記載してありますが何故ですか。 当時はジムもウィリアム・ベネットも定住所を持っていなかった。 手紙のやり取りが大変なら、 僕の両親の家の住所を使ってはどうかと提案したんだ。 しかし、ウィリアムはWhitehouseとしてたくさんの人々から忌み嫌われていた。 ある朝、僕の母親がポストを見に行ったら、そこに誰かのクソ、本物の糞が突っ込んであって酷い目に遭った(笑)。 -ウィ
前回に続いて『FEECO』創刊号収録記事をアップ。2017年にアイルランド西部のクールータで敢行したスティーヴン・ステイプルトン(Nurse With Wound)へのインタビュー。長くなってしまうのと『ナース・ウィズ・ウーンド評伝』と重なる部分があるため、同書に掲載されなかった箇所を中心に公開する。例によって質問と回答を読みやすいように校正し直した箇所がある。 本編-アイルランドに移住するきっかけは何だったのですか。 87年ごろのロンドンが酷い状態にあったから。70年代から80年代頭までは素晴らしい街だったが、 マーガレット・サッチャー政権になってからは、すべてがあっという間に悪くなっていった。 上階に住んでいた隣人が射殺されたり、僕自身も道端で喉元にナイフを突きつけられたこともあった。 当時一緒に住んでいたダイアナ・ロジャーソンもバッグをひったくられたし、住むには難しい環境になっていた
こんにちは。ライターの大塚たくまです。 ぼくはシーチキンが大好きでよく買うんですが、これまで誰にも聞けなかったことがあります。 シーチキンって、なんかやたら種類多くない?? いったいどんな違いがあるのか、販売元のはごろもフーズ株式会社の広報担当である金子さんに尋ねてみました。 看板商品は「シーチキンファンシー」 シーチキンLとシーチキンマイルドの違いは? なんで「L」や「マイルド」といった名称なの? 「シーチキン」の名称はどうやって誕生したの? 「シーチキンファンシー」にハマる 看板商品は「シーチキンファンシー」 ──シーチキンって単に「シーチキン」という名前の商品はないじゃないですか。結局、どれが看板商品なんでしょうか。 金子さん:看板商品は「シーチキンファンシー」ですね。 ──シーチキンファンシー?? ▲シーチキンファンシーには「特選品」の文字が 金子さん:シーチキンファンシーは、びん
1992年東京生まれ。普段は商品についてくるオマケとかを考えている会社員。好きな食べ物はちくわです。最近子どもが生まれたので「人間ってすごい」と本気で感じています。(動画インタビュー) 前の記事:駅前の本屋の跡地に一番多くできているのはセブンイレブン > 個人サイト 日和見びより 作り手の欲望をダイレクトに感じる 話を聞いたのは農機具小屋収集家で、『小屋の本』という本まで出してしまった辰巳雄基さんと、同著で専門家の目線から小屋を分析する建築ユニットの安川雄基さんと冨吉美穂さん。 京都に住む辰巳さんは毎週末、電車で20分ほどの亀岡市に出かけていって農機具小屋収集にいそしんでいるという。 ご夫婦で建築ユニットの安川さんと冨吉さん(右上)、辰巳さん(右下)、編集部からは安藤さん(左上)、筆者(左下)というメンツでお送りします。 辰巳さんは農機具小屋以外にも色々集められていて、以前記事にした箸袋趣
「社会全体の問題だと関心持って」京都・ウトロ放火、地区出身弁護士インタビュー ヘイトクライムは防げるか(後編) 「韓国が嫌いだった」と被告が供述し、「憎悪犯罪(ヘイトクライム)」とされる昨年8月のウトロ放火事件。同地区出身の具良鈺弁護士(39)にヘイトクライムはなぜ起きるのか、防ぐにはどうすればいいのか聞いた。具さんは「民族的マイノリティーへの攻撃は、その他のマイノリティーに向かう恐れもある。社会全体の問題として関心を持ってほしい」と訴える。(共同通信=牧野直翔、川村敦) 【前編】はこちら https://nordot.app/881734797093961728?c=39546741839462401 ▽ウトロ放火事件は「最悪の到達点」 ―ヘイトクライムとは何ですか。 一般的には人種、宗教、民族、出身国、性的指向、障害の有無、性別などの個々人の特性を理由とする差別を動機とした犯罪と定義が
かつて革マル派と壮絶な内ゲバを繰り広げ、「暴力革命」を掲げてゲリラ活動を行ってきた新左翼党派・中核派。そのトップ・清水丈夫氏(84歳)が、前進社(中核派本部)で田原総一朗の取材に応じた。この年齢になった革命家は、いまの日本社会と戦後の左翼運動をどう総括するのか。 中核派議長 清水 丈夫 1937年、神奈川県生まれ。高校生時代に革命運動を志し、東京大学在学中に日本共産党に入党。58年に離党し、共産主義者同盟に参加。59-60年、全学連書記長として安保闘争を指導する。61年、革共同(革命的共産主義者同盟全国委員会=通称・中核派)に参加。97年、中核派議長に就任。69年4月より非公然活動に入る。2020年9月、実に51年ぶりに公然集会に姿を見せて人々を驚かせた。著書『清水丈夫選集』(全10巻予定)など。 51年ぶりに地下潜伏活動をやめた理由田原 60年安保闘争の当時、僕は岩波映画の社員でしたが、
アピチャッポン・ウィーラセタクン現在、最新作「MEMORIA メモリア」が公開中の、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の特集「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2022」が、4月9日から22日まで渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。映像作家として、アーティスト活動も行うウィーラセタクン監督は、今年7月開催のあいちトリエンナーレにも参加予定だ。来日した監督が、過去作から「MEMORIA メモリア」、2017年に日本初上演され好評を博した舞台作品「フィーバー・ルーム」、そして映画の次回作などについて語った。 今回の特集では、「世紀の光」(06)が事情により上映中止となったが、長編デビュー作「真昼の不思議な物体」(00)、カンヌ映画祭パルム・ドール受賞作「ブンミおじさんの森」(10)、「光りの墓」(15)、新たなプログラムとして「アピチャッポン本人が選ぶ短編集」(10作品/112分)
ニューエイジ、イタリアの前衛音楽、アニメ系などのコレクション 何度か断捨離していたり、新たな収集物のために毎月レコードを手放したりと、ここ10年くらい自転車操業ですが、新譜旧譜問わず毎月数百枚のレコードやCD、カセットなどを買ったりしています。 近年再評価されている日本のアンビエントや環境音楽。 今は少数精鋭のセレクトで、3000枚いかないくらいのコレクションになっています。ニューエイジや日本のアンビエント、イタリアの前衛音楽、オブスキュアなアニメ系はいいコレクションを持っていると思います。 次のレコードを買うために、多分今まで買ったレコードの8割近くは売ったはずです。京都の三条あたりにあるレコード屋数店だけで、数千枚は売ったんじゃないでしょうか。一時期あのエリアの某店の実験音楽の棚とテクノの棚は僕の売ったもので埋まっていました。もちろん、この大学時代に買った量もエグかったですね。 毎週2
平沢屏山「アイヌ風俗十二ヶ月屏風」(7月~12月) 紙本着色 6曲半双(函館市指定有形文化財、市立函館博物館) 7月:鱒漁図(テㇱ漁図) 8月:サケ漁図 9月:マレㇰ漁図 10月:出猟図 11月:神祈図 12月:熊送図 「わたしの偏愛美術手帳」では、各地の美術館の学芸員さんたちに、とびきり好きな「推し」の日本美術をうかがいます。美術館の楽しみ方といった、興味深いお話が盛りだくさん。このシリーズを通じて、ぜひ日本美術の面白さを再発見してください! 今回お話をうかがったのは、国立アイヌ民族博物館(北海道白老町しらおいちょう)の霜村紀子・資料情報室長です。紹介してくださるのは、平沢屏山ひらさわびょうざん「アイヌ風俗十二ヶ月屏風びょうぶ」(市立函館博物館)。アイヌ文化を伝える貴重な絵画史料を読み解く楽しさを、アイヌ絵を見る際の心得とともに教えていただきました。 ―「アイヌ風俗十二ヶ月屏風(7月~1
クセナキス『形式化された音楽』監訳者に聞く/メールインタビュー 第1回「クセナキスの数学的理論と人間性のドグマ」 text by 野々村禎彦 (Yoshihiko Nonomura) & 齋藤俊夫 (Toshio Saito) (齋藤) これから全3回、昨年9月出版のクセナキス『形式化された音楽』(野々村禎彦監訳、冨永星訳/筑摩書房/2017)をいわば肴として、クセナキスという20世紀前衛音楽の生んだ偉大な「鬼っ子」についてインタビュー形式でお話をさせていただきます。 (齋藤) 西洋の「音楽理論」というと第一に「機能和声」が挙げられると思います。しかしこの理論とクセナキスの「理論」は全く導出方式、導出方向が違う。機能和声は既存の「美しい」音楽の構造から一定の法則を「帰納」して作られ、それに従う限り「美しさが保証される」理論なわけです。 しかしクセナキスの数学的理論の始まりにはそういった帰納
クセナキス『形式化された音楽』(筑摩書房)監訳者に聞く/メールインタビュー 第2回「日本現代音楽における同時代人と後継者」 text by 野々村禎彦 (Yoshihiko Nonomura) & 齋藤俊夫 (Toshio Saito) (齋藤) 1962年の仏語版後書き部分の本書211頁では、「実際、形式化と公理化は、現代の思考にこそ相応しい手順上の道しるべなのだ。現代の思考があればこそ、ちょうど古代の偉大な文明の時代にそうであったように、音響芸術を星や数や人間の脳の豊かさと同じレベルに近づけることができる」とあります。 「星や数や人間の脳」というのは中世ボエティウスの音楽美学のムジカ・ムンダーナ(宇宙の音楽)とムジカ・フーマーナ(人間の音楽)を踏まえたものと思われますが、音楽を歴史的に遡ることで近代以降の音楽の「人間性のドグマ」を解体しようとする彼の姿勢を表しています。その人間性を超え
クセナキス『形式化された音楽』(筑摩書房)監訳者に聞く/メールインタビュー 第3回「自分にとってクセナキスとは?そしてクセナキス・ザ・ベスト」 text by 野々村禎彦 (Yoshihiko Nonomura)& 齋藤俊夫 (Toshio Saito) (齋藤) 2ヶ月間に渡って、20世紀前衛音楽が生んだ偉大な鬼っ子クセナキスについて野々村さんにお話を伺ってまいりましたが、最終回の今回ではまとめというか、書き手それぞれにとってのクセナキス像を語るような場にしたいと思います。 クセナキスとは西洋音楽史上どんな存在であるのか?一言では言い表せないと思いますが、あえて私の言葉でまとめますと、シェーンベルクが機能和声という西洋音楽の屋台骨を外し、そこでヴェーベルンからブーレーズ、シュトックハウゼンへのトータル・セリーで秩序がもたらされるはずだったのに、「それは秩序に至らない」と、しかも西洋的理論
NFTでストリートアートはどう変わる? ストリートアート専門NFTオークションハウス「TOTEMO」に聞いてみた2022.03.12 21:007,310 Jun Fukunaga すべては愛だよ、愛。 デジタルで描かれたイラスト、音楽、写真、GIFアニメなどのNFTアートが、昨年から世界的にも盛り上がりを見せています。そんななか、ストリートアートをNFT化し流通させることで、恒久的な価値を与え、新たな経済圏の確立とともにクリエイターの活動領域を拡大していくことを目的に、世界初のストリートアートに特化した東京発のNFTオークションハウス「TOTEMO」が始動。 2022年3月13日(日)にアメリカ人マルチアーティストのラ・マノ・フリアをフィーチャーしたNFTライブオークション『FACES』を東京・UltraSuperNew Galleryにて開催します。 ストリートアートをNFT化するって
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