富士ソフトは12月4日に臨時株主総会を開き、新たに社外取締役を選任する。経営方針を巡って対立するアクティビスト・ファンド、3Dインベストメント・パートナーズと会社側がそれぞれ出した候補者について株主の賛否を問う。 シンガポールを拠点とする3Dは、最高経営責任者(CEO)を務める長谷川寛家氏ら2人を取締役選任候補とする株主提案を3月の定時株主総会で行ったが、4割弱の賛成にとどまり否決された。総会直前の保有比率は9%程度だったが、その後21%以上に買い増したことで、改めて賛否への関心が高まっている。 3Dは今回、新たに社外取締役4人の選任を求めて総会の招集を請求した。招集請求書の中で、同社との協議を通じて改善提案を行ってきたが、経営陣らから理解を得られなかったためだと説明。過剰な不動産投資などで低い資本効率と事業効率という経営課題を抱えていると改めて指摘した。 アクティビストファンドの動きは活