装丁から出てくる料理からストーリーまで完全に魅了されました。 マーシャ・メヘラーンの柘榴のスープ。 主人公は両親を亡くした、テヘラン生まれの美しき三姉妹。1970年代の終わり、イラン・イスラーム革命に揺れる祖国を脱し、ロンドンに渡り、やがてアイルランドの田舎町でペルシア料理店バビロン・カフェを開く。しかし、差別や偏見、恋愛や憎悪、複雑な人間関係に巻きこまれ、三姉妹は思いもかけない運命に翻弄されてゆく……Amazon.co.jp テヘランのイスラム革命を逃げ延びて、そしてロンドンからアイルランドにやってくる姉妹の話です。 料理が得意で、どんなハーブでも土を見極め育てられる長姉は、妹たちと来たアイルランドでカフェを開きます。名前はバビロンカフェ。 小説の中でこんなに料理がキラキラと、そして湯気を立てて表現されているものがあったかしら、というくらい、お料理が魅力的です。音を立ててわたしを呼んでい