定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。 今年の2月に97歳で亡くなった池田幸一さん。 ウズベキスタンに抑留されていた池田さんは、抑留体験を『アングレン虜囚劇団』に書いている。関西人らしく、抑留中の日々を深刻ぶることなく描写ししている。 この本の中で、復員後の1976年にウズベキスタンを再訪している。この時に池田さんは、アングレンから「キルギスへ列車に乗って、運河の工事のために行った」と記録している。そのキルギスの町は、ハナバードだとも書いてある。 だが、1976年に再訪した際には、現地のガイドに聞いても場所がわからなかったという。残念だったろう。 わたしも、「シベリア抑留者支援・記録センター通信」への書評を頼まれた時、池田さんの体験記を読みながら、キルギスで買い持ち帰った地図を開いてみた。地図には、ウズベキス