菅原 出 ジャーナリスト/国際政治アナリスト アムステルダム大学政治社会学部国際関係学科卒。在蘭日系企業勤務、ジャーナリスト、東京財団リサーチフェロー、英国危機管理会社役員などを経て、現在、国際政治アナリスト この著者の記事を見る
膨大な石油・天然ガス資源が眠るイラン。 核開発計画を巡る経済制裁のために、資源開発が一向に進まない。 だが、未曾有の原油高で、制裁を迂回して事業化を図る動きも出てきた。 エネルギー価格が高騰する中、世界中が事態の行方を案じている。将来のエネルギー供給は一体どこに期待できるのか。近未来の答えは、大量の石油に加えて世界第2の天然ガス埋蔵量を誇る国、イランだろう。 イランは理論上、埋蔵資源の減少を補いたい石油メジャーを引き寄せる磁力であるはず。ところが地政学上の問題のために、そうはなっていない。核開発計画の停止を拒むイランは国際社会から排除されているからだ。 世界最大のガス田サウスパルスはイランとカタールが共有しているが、米国主導の対イラン制裁のために、イラン側からの開発はほぼ凍結されている。先日、欧州連合(EU)も制裁強化に合意し、一段と圧力を強めている。 眠ったままの世界最大ガス田 こう
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く