けいこでなく制裁、兄弟子供述 力士急死事件 2007年10月06日08時09分 愛知県警は5日、死亡した斉藤さんの遺体の組織検査の結果、死因は「多発外傷による外傷性ショック」と判明したと発表した。ぶつかりげいこについて複数の兄弟子が「けいこではなく制裁だと思った」という趣旨の供述をしているという。県警は「けいこ」の範囲を超えた兄弟子らによる暴行で死に至った可能性が強いとみて、時津風親方と力士数人について傷害致死容疑などでの立件に向け、本格的な捜査に入るとみられる。 死亡当日の6月26日午前には、親方の前で兄弟子が斉藤さんに約30分間、ぶつかりげいこをつけた。日本相撲協会も5日の会見で「通常のけいことは到底言えない」とした。 一方、額の切り傷は、親方が死亡前日の6月25日夜にビール瓶で殴ってできたことを認めている。この傷は致命傷ではない可能性が高いとみられる。兄弟子らはその後、数十分にわたる