日本代表が今回のワールドカップ(W杯)での2試合を終えて、最初に頭に浮かんだのは、かつてサムライブルーが低調なパフォーマンスを見せた2006年ドイツ大会と今回を比較することだった。 ジーコの率いた当時のチームも、初戦のオーストラリア戦を前半1点リードで折り返した後、逆転を許して1-3の敗戦。今回は1-2で済んだとはいえ、ザックジャパンがコートジボワールに喫した敗戦とおおむね同じようなものだった。 より強い近似性が感じられたのは第2戦だ。ドイツでは、完全に精彩を欠いた戦いの末にクロアチアと0-0で引き分けた。柳沢の決められなかったゴールは、今日の不運な大久保に訪れたチャンスよりもはるかに簡単なものだったが。 いずれの場合も日本は勝ち点でグループ最下位に並んだ状態で、南米の強豪との対戦を迎える。当時はブラジル(1-4で敗戦)、そして今回はすでに決勝トーナメント進出を決めたコロンビアだ。 この2