宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は23日、来年末に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」と共に宇宙に向かう相乗り衛星を、急きょ公募することを決め、内閣府宇宙政策委員会の部会で報告した。 JAXA内で一緒に打ち上げる衛星を検討していたが、技術的な課題から断念し、公募に切り替えた。打ち上げまでの準備期間を考慮して、応募締め切りは1か月後の5月下旬。6月下旬には衛星を選定するドタバタのスケジュールだ。 募集するのは、約50キロ・グラムの衛星2機。打ち上げに使うH2Aロケットは、はやぶさ2のほかに、200キロ・グラム余分に打ち上げる能力がある。はやぶさ2は、地球に近づく小惑星との往復を目指しており、宇宙の進化や生命の起源などの手がかりを探る。