きぼうアーム、筑波から操作=HTV3号機で初運用−宇宙機構 きぼうアーム、筑波から操作=HTV3号機で初運用−宇宙機構 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する宇宙飛行士が実験や観測に専念できるように、日本実験棟「きぼう」のロボットアームを筑波宇宙センター(茨城県つくば市)から遠隔操作する運用方法を導入すると、宇宙航空研究開発機構が30日発表した。12月にきぼうの船外実験プラットホーム上で装置をつかむ試験を行い、来年3月までに打ち上げられる無人補給機「こうのとり(HTV)」3号機から実際の運用を始める。 きぼうのアームは船内実験室の外壁に設置され、人間の肩、肘、手首に相当する関節がある。これまでは飛行士が室内の操縦棹(かん)で操作していたが、実験装置などの荷物を早く動かす必要がない場合は、筑波からコンピューターのプログラムで遠隔操作する。(2011/11/30-21:29)