JR東海の山田佳臣社長は14日、名古屋市での会見で消費税が増税された場合の東海道新幹線と在来線の料金体系について「上がった分の値上げはやらせて頂くことになる」と語った。過去の増税時にも値上げしたが、乗客数は大幅に減ることがなかったため、今回も同様の措置をとる。 同社によると、3%の消費税が導入された1989年、東京―名古屋間の「ひかり」の料金を1万100円から1万380円へと2.8%値上げしたが、乗客数は微増。5%に増税された97年にも同区間の料金を1.9%値上げして1万580円としたが、乗客数は横ばいだった。在来線でも増税分を料金に反映させたが、乗客数の増減に大きな影響は出なかったという。 関連記事東電値上げで負担増「もったいない」 JR東海社長(4/16)値上がりしそうな運賃・公共料金は?〈教えて!消費税〉(4/6)