クレーンでつり上げられ、陸揚げされるイプシロンの第1段ロケット(1日午後、鹿児島県肝付町で)=長野浩一撮影 2日午前2時頃、鹿児島県肝付町(きもつきちょう)の国道448号で、宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))の新型固体燃料ロケット「イプシロン」の第1段ロケット(長さ約11メートル、重さ77・4トン)を積んだ大型トレーラー(全長約20メートル)が故障し、動かなくなった。 ロケットが荷台に積まれたまま、現場では片側交互通行が続いている。 イプシロンは8月22日に同町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げ予定。JAXAによると、内之浦港から観測所に運ぶ途中の上り坂で、トレーラーの油圧が上がらなくなり、走行不能になったという。 JAXAは3日、現場でトレーラーを修理するか、代替車両を手配して移し替えるかを判断する。