鉄道・運輸機構およびJR九州は19日、軌間可変電車(フリーゲージトレイン)新試験車両のプレス公開を行った。20日からフリーゲージトレインの走行試験も開始される。 軌間可変電車(フリーゲージトレイン)は、異なる軌間でも直通運転できるように車輪の間隔を自動的に変換する電車。新幹線(標準軌1,435mm)・在来線(狭軌1,067mm)の乗換えが不要となることで利便性が向上し、在来線の軌間を変更することなく、既存の施設を有効活用できる。 九州においては2012年6月、国土交通省がフリーゲージトレインの導入を前提に九州新幹線長崎ルート(武雄温泉~長崎間。在来線の新鳥栖~武雄温泉間で軌間変換)の工事実施計画を認可しており、同ルートへの導入をめざし、技術開発が進められたという。 このほど公開された車両は、「FGT-9001」(1号車)・「FGT-9002」(2号車)・「FGT-9003」(3号車)・「F