ドイツの半導体メーカーQimonda AGは1月23日(現地時間)、地元ミュンヘンの地方裁判所に破産法に基づく資産保護を申請し、事実上破綻した。同社は昨年末に提示したリストラプランを早急に進め、事業の立て直しを図っていく。半導体大手の独Infineon Technologiesからスピンオフする形で2006年5月に独立した同社だったが、主力のDRAM事業が昨今の金融危機による需要減で大幅な価格下落に悩まされており、それが結果として業績に止めを刺す形となった。 QimondaはPC/サーバ向けDRAM製造では大手で、300mmウェハの製造設備を業界に先駆けて導入したことでも知られる。2006年のスピンオフ後もInfineonがQimonda株の77.5%を保持しており、事実上の親会社になっている。だが年々DRAM市場が悪化するなかでQimondaの業績は下降を続け、2008年10月13日には