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Geheimagentに関するsphynxのブックマーク (4)

  • 首吊り師たちについての記録 - sekibang 1.0

    「首吊り師」と言っても、東北に生まれなかった人びとにとっては耳慣れない言葉にちがいない。これは東北の地に古くから存在する移動芸能集団を指し示す学術的に定義された総称であり、その実際の呼称は地域によって微妙に異なるのだが、私が生まれた福島県北部ではおおよそ「ククラレヤ」だとか「ツラレオトコ」だとか呼ばれていた。彼らについて、古くは米沢藩第9代藩主である上杉鷹山が記した俗話集『山民風説集成』にも興味深い記述があるが、近年進展が目覚しい東北民俗学会で高山宏文(地域風土学者)が報告したところによれば、彼らはいわゆるサンカの亜種だと言う。この高山の新説が発表されるまでは、奥羽山脈を修験所にしていた金剛真言宗薬師派の山伏たちから生まれた「ハグレ」がその起源である、というのが最も信憑性がある説とされてきたが、これらの真偽についてはいまだ論争中である。どちらにせよ首吊り師たちはサンカや山伏たちと同様、定住

    首吊り師たちについての記録 - sekibang 1.0
  • クリント・イーストウッド監督作品『チェンジリング』 - sekibang 1.0

    オリジナル・サウンドトラック Changelingposted with amazlet at 09.02.21クリント・イーストウッド ジェネオン エンタテインメント (2009-02-04) 売り上げランキング: 53478 Amazon.co.jp で詳細を見る クリント・イーストウッドの新作。日公開前からものすごく楽しみにしていたのだが、期待通り素晴らしい出来栄えで、若干盛り込みすぎな部分があるものの(ヒューマン・ドラマとサスペンスがごった煮になっていたりする。しかもサスペンス部分は超ハードで格的に恐ろしい)、中盤で号泣してしまったし、やはりエンディングはイーストウッドらしくモヤモヤっと心にわだかまりが残る感じとなっていて大満足だった。そして、今回も音楽の使い方が異常。イーストウッドが書く映画作品については過去にエントリをあげているけれども、イーストウッドはあえてこういう風に音

    クリント・イーストウッド監督作品『チェンジリング』 - sekibang 1.0
  • 黒澤明監督作品『七人の侍』 - sekibang 1.0

    七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]posted with amazlet at 09.02.08東宝 (2007-11-09) 売り上げランキング: 497 Amazon.co.jp で詳細を見る 祖父の四十九日があるので帰省しているところに、BSで黒澤明の『七人の侍』が放送されていたので家族と一緒に観た。祖父が好きだった映画である。この作品を観たのはこれでたぶん3度目だが、初めて観たのは祖父がレンタルで借りて来たときだったはずだ。 序盤の侍集めのシーンで薪割りをする侍が登場したとき、母が「あんな綺麗な薪なら誰だって割れる」と言った。曰わく、“当の”薪というのは節くれだち、形も不均等だから難しいのだそうだ。まったくどうでも良い一言だが、この一言で映画には色んな見方があるものだ、と関心してしまった……と同時に、これは隣で一緒に映画を観ている“家族”が他者として表れる強烈な瞬間でもある

    黒澤明監督作品『七人の侍』 - sekibang 1.0
  • ロード・ダンセイニ『影の谷物語』 - sekibang 1.0

    影の谷物語 (ちくま文庫)posted with amazlet at 09.01.30ロード ダンセイニ 筑摩書房 売り上げランキング: 714552 Amazon.co.jp で詳細を見る 神保町に『ブック・ダイバー』という古書店があって、ここはラテンアメリカ文学や幻想文学などの品揃えが割りに良く、値段も手ごろなので機会があると必ず足を運ぶようにしている。その店でなんとなく買ってみたが自分的に大当たりだったりするのだが、ロード・ダンセイニの『影の谷物語』もそんな経緯があって読んだ一冊である。 これは心が豊かになるような素晴らしい小説で、作者はアイルランドの男爵というのがなんだかすごい(ペンネームも「ダンセイニ卿」という称号から来ている。ちなみに18代目)。小説家の顔のほかにも、詩人、劇作家、随筆家、翻訳者、さらには軍人、探検家、アイルランドのチェス・チャンピオンという肩書きを持つのだ

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