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ブックマーク / next49.hatenadiary.jp (9)

  • どうやったら質問を思いつけるの? - 発声練習

    どうやったら卒研を失敗できるか:他人の話を聞くのをやめるでいただいた、人の話を聞いた際の疑問・質問の抱き方のコツがあれば教えて欲しいという依頼に対しての私なりの回答。 まとめ 質問を発するためには、以下の2つのステップを踏む 「情報の欠落に気づく」 「欠落している情報を明確化する」 情報の欠落に気づくためには、話題になっている事柄の知識(一般常識、専門知識)と話題の伝え方に関する知識(プレゼンテーション技術、批判的読み方、論理的思考法)が必要 欠落している情報を明確化するためには語彙、質問の型、経験が必要 情報の欠落に対する感度を挙げる方法 話題の伝え方に関する知識を増やすために、プレゼンテーション、批判的読書法(クリティカルリーディング)、論理的思考法(ロジカルシンキング)に関するを読む 気づいた欠落している情報をメモするために、講演、授業、ミーティングの際はメモ帳と筆記用具を必ず用意

    どうやったら質問を思いつけるの? - 発声練習
  • 結果と考察の違い - 発声練習

    卒論指導やレポートの採点をしていたらだんだん不安になってきたので研究室にある論文執筆系のでどう説明されているかを調べた。まとめると以下のとおり。 結果には、実験方法の概略と実験結果、そして、その実験結果を簡単にまとめた説明を書く 考察には、結果の概略と結果に基づいた主張を書く。 以下、引用。 データが持つ情報を短い言葉にまとめることまでを結果の章で行って、以降の論理展開は考察の章で行う。 (これから論文を書く若者のために, p.84) 考察の章でかくべきこと 結果の章で示したデータに基づいて、こういうことを明らかにしたという主張を展開する。 イントロダクションで提起した問題の解決に向けてどう貢献をしたのかを述べる 考察の最後(あるいは結論の章)で論文の結論を述べる (これから論文を書く若者のために, p.89 表8) 考察の章でかくべきこと 1) 結果の章で示したデータに基づいて、こうい

    結果と考察の違い - 発声練習
  • 聞き手・読み手の興味の度合いに応じて5W1Hを順序よく提示する - 発声練習

    卒業論文発表会、修士論文発表会の時期が近いので経験則を少し。 論文を書く際には「5W1Hをはっきりさせなさい」と指導されていると思う。5W1HとはWho, When, Where, What, Why, Howのこと。「誰が、いつ、どこで、何を、何故、どうやって」を読み手が理解できるように書くことが論文や報告書の基。 でも、「誰が、いつ、どこで、何を、何故、どうやって」をどんな順番で書いてもよいわけではない。発表の聞き手や論文の読み手の興味の深度にしたがって順序良く提示するべき。興味の深度は以下のような順番で深まっていくと私は考えている。 第一段階:「何を行ったか?」 聞き手や読み手にまず話の中心点を与える必要があるので「何を」から説明する。多くの場合、聞き手や読み手はあなたの発表や論文に興味をもっていない。なので、発表や論文の中心を手っ取り早く知りたいと思っているはず。発表や論文の中心

    聞き手・読み手の興味の度合いに応じて5W1Hを順序よく提示する - 発声練習
  • 当事者同士で資源の取り合いをしなければならないとき - 発声練習

    Togetter:田口さんとの議論 政治と科学にまとめられていた主に榎木さんと田口さんの議論がおもしろい。議論の中で展開されている科学者のジレンマはとても良く分かる。 大前提として、科学者は自分の研究しているテーマに関して多大なコストをかけて(場合によっては人生をかけて)取り組んでいる 現在、事業仕分けで問われているのは「科学研究が大切なのはわかる。しかし、将来性のない無駄な分野に予算が投入されているのではないか?」ということ 科学者が国民に直に科学予算の必要性を説明するとき、国民から投げ返されるのは「じゃあ、予算総額はこれぐらいとして、投入する分野を自分で決めてくれ!」というもの 科学者は自分で必要性を訴えたのだから、自分のテーマが無駄なテーマであると判定されたならば、研究を止めなければならない でも、人生をかけて取り組んでいるテーマなので研究は止めたくない 矛盾が生じて、科学者コミュニ

    当事者同士で資源の取り合いをしなければならないとき - 発声練習
  • Twitter APIを使って、ハッシュタグを取得する。 - 発声練習

    追記(2012年2月24日) たぶん、メソッドの使い方が違っている。 Ruby 1.9.3 + Twitter gem 2.1.0 twitterは流れが早すぎるのと、Twitterが現在から過去に向けて発言が流れるせいで、議論を追う気にならない。せっかく、#shiwake3や#f_o_sがおもしろそうなのに。 そこで、Twitter APIを使って、ハッシュタグの発言を過去に遡って取得し、それを自分の見やすい形に格納しやすいようにすることにした。このエントリーでは、Twitter APIを使ってあるハッシュタグがついた発言を遡るところまでを書く。 Ruby twitter gemのインストール Ruby gemsを使ってインストールする。今回試した環境は以下のとおり。 Debian GNU/Linux Squeeze Ruby 1.8.7 (ruby -v) RubyGems

    Twitter APIを使って、ハッシュタグを取得する。 - 発声練習
  • 大学院生が卒論・修論指導をすべき理由とそのやり方 - 発声練習

    大学院生(修士課程、博士課程)が卒論・修論指導をすべき理由は大きくわけて二つ。第一の理由は、後輩の論文を指導することにより自分の論文執筆能力および研究能力の向上をはかるため。第二の理由は、論文中の初歩的な点を大学院生の方にあらかじめ指摘してもらうことによって、教員がより質的な点について指導することができるようにすること。 指導をしてもらっている卒論生や修論生はこちらも読んで欲しい。 真っ赤な論文原稿が指導教員から帰って来たら? 「あっ、それ**さんにも、指摘されました」はメリットがないので言わないこと 他人の考えを勝手に想定して諦めちゃダメ! ちなみに、私の所属研究室では、修士1年が卒論指導、博士課程の学生が修論と卒論の指導をすることにしている。 論文指導で得られると期待されること 後輩の論文を指導することによって、自分の論文執筆能力および研究能力の向上が期待できる理由は以下のとおり。

    大学院生が卒論・修論指導をすべき理由とそのやり方 - 発声練習
  • 「わからない」というワンフレーズを越えていけ - 発声練習

    ワンフレーズ感想「わからない」「面白い」「うざい」「だるい」「かっこいい」は、強力な言葉だけど、強力すぎて思考停止を誘うことがある。義務教育〜大学3年生までにおいて、ほとんどの人は自分の発した言葉に関して、どうしてその言葉を発したのかをねほりはほり尋ねられた経験がない。 何かに対して「わからない」という感想を抱くのは全く問題ないのだけど、それで止まっていては次の展開があり得ない。 言葉や定義自体がわからないのか? どのようにそれを行うのがわからないのか? どうしてその言葉や定義が必要とされているのかが分からないのか? 「わからない」という感想にwhatとhowとwhyを付け加えて、自分の気持ちを探ってみる癖をつけるのは悪くないと思う。 学生:「先生、さっぱりわからないんですけど」 教員:「どこがわからないの?」 学生:「何がわからないのかもわかりません。さっぱりです。」 教員:(´;ω;`

    「わからない」というワンフレーズを越えていけ - 発声練習
  • 学生がはてなダイアリーを使うときに気をつけるべきこと - 発声練習

    教育ソリューション:授業で使うはてな 名はとりあえず明かさない。 先生や同級生の名も明かさない。 あなたが渋谷のスクランブル交差点の中央で行って恥かしいことはネットでも行ってはいけない。 文章能力が上がるとは期待しない。文章は添削されなければうまくならない。自分の考えを文章に綴る練習であると割り切る。 スタイルや書き方は一貫していなくても良いのでとりあえず続ける。今日は武士語、明日はギャル語、あさっては英語でOK。 どうしても誰かを批判したくなったら、オフラインで批判する。ブログに書かない。 ネガティブな意見があったとしても、それは「あなた自身」に対するネガティブな意見ではなく、「書いた事柄」に対する意見なので理解したら流す。初めてのネガティブ意見は心臓を殴られたような気分になるが慣れると案外流せる。 怒りが頂点に達しているときは寝る。 悲しみが頂点に達しているときは書き綴る。そこから

    学生がはてなダイアリーを使うときに気をつけるべきこと - 発声練習
  • 「質問があるなら、何でも質問して」問題 - 発声練習

    とても重要な話だと思うのだけど、時間がないのでメモだけ。 卒業研究・修士研究時の悪循環を防ごうで書いた以下の部分にいろいろとご意見をいただいた。 私にいつでも質問して良いことを繰り返し伝えている 「どんな内容でも、私に質問してかまいません。『たとえばUNIXでファイル移動はどうやるんですか』でもかまいません。質問にすらなっていなくてもかまいません。」「もし、私が答えられないならば、『ごめん、わからない』と言うし、あなたが調べるべき内容ならば『自分で***を使って調べてみて』といいます。」 「いつでも、私に質問してかまいません。もし、私が忙しくて質問に答えられない場合は『ごめん、今、忙しいから後で答える』と伝えるので、あなたが質問するタイミングを考える必要はまったくありません。」 「私の発言を裏読みする必要はありません。私が忙しいといっているときは当に忙しいだけで、あなたが嫌いなわけではあ

    「質問があるなら、何でも質問して」問題 - 発声練習
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