個人情報保護法や日本版SOX法の施行など、コンプライアンスへの意識の高まりによって注目を集めたのがメールアーカイブ。企業が送受信するメールを改ざんされない状態で保存することで、不祥事が発生したときなどに監査できるようにするものだ。しかし、メールアーカイブに関する法規制がないこともあり、一部の業種で導入されているのが現状だ。 「アーカイブというとコンプライアンス対応という印象が強いようですが、最近では保存されたメールを活用するソリューションとしても認知されはじめています」、そう語るのは株式会社HDE プロダクト本部 マーケティング部 プロダクトマネージャーの中込剛氏。コンプライアンス以外でも利用できるというメールアーカイブの活用法などを伺った。 ■消極的な理由で導入されてきたメールアーカイブ メールアーカイブは日本版SOX法の施行にあわせる形で、上場企業の多くが導入したと中込氏は説明する。「