タグ

ブックマーク / tukinoha.hatenablog.com (20)

  • 砂義出雲『寄生彼女サナ』 - tukinoha’s blog

    自己と異なる他者に異なるものを発見し、異なるがゆえにそれを讃える人類学者は、自己の集団から遠く離れ、他者の集団にも決して同化することができないような存在である。そして彼の観点や方法は、あくまで彼の出自を決定している西欧の体制と歴史に属するのだ。 『悲しき熱帯』という書物が感動的なのは、このような引き裂かれたままに、どんな図式も解決も与えずに示しているからだ。この人類学者は差異について考えるばかりか、差異をとらえる方法やそのことの意味まで問うている。残念ながら文化人類学を新しい学や知として読む人々にはそれはどうでもいいことだった。 (宇野邦一『反歴史論』せりか書房、2003年、46頁) 田中ロミオの作品からは、文化人類学の香りがする。彼が都市や社会の形態を描く際にはその法則性や合理性が強調されるが、それは誰かの意識によって設計されたためではなく、人間にとっての自然(そこには無意識も含まれる)

    砂義出雲『寄生彼女サナ』 - tukinoha’s blog
  • 『リトルバスターズ!』試論(1) - tukinoha’s blog

    自分のなかで考えが完全にまとまってから書こうと思っていたのですが、それを待っているといつまで経っても書けそうにないので、見切り発車ではじめてしまうことにします。以下文。 リトルバスターズ! 初回限定版 出版社/メーカー: KEY発売日: 2007/07/27メディア: DVD-ROM購入: 1人 クリック: 214回この商品を含むブログ (138件) を見る 不気味なのは、自殺が献身と結び付いていることである。自己に死を与えることが、他者のために死ぬことに、さらには、他者に生を与えることに結び付いていることである。それだけではない。死の贈与と生の贈与は、経済(エコノミー)と結び付いている。ここで物事を考えなければ、ここで哲学するのでなければ、死んでも死に切れないと思っておくことにしよう。 ――小泉義之「自爆する子の前で哲学は可能か―あるいはデリダの哲学は可能か?」『RATIO』第1号、2

    『リトルバスターズ!』試論(1) - tukinoha’s blog
  • 新井円侍『シュガーダーク』 - tukinoha’s blog

    シュガーダーク 埋められた闇と少女 (角川スニーカー文庫) 作者: 新井円侍,mebae出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/11/28メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 551回この商品を含むブログ (132件) を見るあまりにもタイトルが素敵なのと、mebaeさんのイラストが綺麗だったので買ってしまいました。そのときの感動を大切にして、文は読まずに表紙だけ飾っておくのが個人的にはベストだと思います。 ……何というか、この作者は「作家」になりたくて仕方なったのでしょう。小説を下敷きに小説を書いているという感じがひしひしと伝わってきました。 呼吸困難になった。逃げなくては、そう考えるのだが、まるで身体が言うことを聞かなかった。恐怖心がそのままパニックに化け、思考を塗りつぶした。……それは奇妙な感覚だった。逃げなくては。彼はそれだけを考えた。逃

    新井円侍『シュガーダーク』 - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2009/12/08
    逆に読みたくなってきた、びくびくッ・・・
  • アニメへの「翻訳」という考え方 - tukinoha’s blog

    http://d.hatena.ne.jp/tokigawa/20090804/p1 原作至上主義とアニメ至上主義はどちらが正しいのか?という話。 少し前からtwitterで「翻訳」という概念について考えているのですが、それが間接的にこの問題への答えにもなっているような気がするので、ちょっと転載してみます。 ベンヤミンの『翻訳者の使命』も読まずに原作付きアニメの脚を論じるとか・・・という某氏の発言にgkbrだったので、ええまあ、読みましたよ。硬質な文体と「純粋言語」なる秘境的・メシア主義的概念に困惑。 全部理解できたとはとても言えないのだけど、大枠はつかめたと思う。つまり「純粋言語のために翻訳者は母国語の腐った垣根を取り払う。ルター、フォス、ヘルダーリン、ゲオルゲはドイツ語の境界線を拡大したのである。」とか「翻訳者たるもの、懸け離れた言語から翻訳する場合には殊に、言語の究極的な要素、語・

    アニメへの「翻訳」という考え方 - tukinoha’s blog
  • 『“文学少女”と死にたがりの道化』−「期待通り」 - tukinoha’s blog

    “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) 作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/04/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 312回この商品を含むブログ (602件) を見る久々にライトノベルを読みました。最初の辺りで 「失礼しまぁぁぁす!きゃうん!」 ドアが開くと同時に、どさっという音がして、誰かが前のめりに転げ込んできた。 床にかえるみたいに倒れている女の子は、制服のスカートがめくれ、くまのパンツがもろ見えだ。 今年小学校に入学した妹が同じようなパンツを持ってたな、なんてことを考えていたら、「はぅ〜」とか「うにゅ〜」とかうめきながら体を起こした。 なんて記述が出てきたときには「ライトノベルかっこわらい」と思いましたが、まず期待通りの展開であったと言えるでしょう。 そう。当に期待通り。 この物語では、いったん事件が解決したと

    『“文学少女”と死にたがりの道化』−「期待通り」 - tukinoha’s blog
  • 『H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜』に関する雑感 - tukinoha’s blog

    H2O~FOOTPRINTS IN SAND~ 限定版 第1巻 [DVD] 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント発売日: 2008/03/21メディア: DVD クリック: 62回この商品を含むブログ (34件) を見るそろそろ『H2O』についての記事を書こうと思ったら、時の音の精霊にしてこの作品唯一の良心であるところの音羽ちゃんがベネズエラ精霊界に帰ってしまい意気消沈のtukinohaです。 音羽ちゃんがいない今となっては、特に何か書こうという気になれない作品なんですよね……。今期放送されている作品群における位置づけを探ろうとしても、ギャルゲ原作という文脈においては『CLANNAD』があり、画面構成の洗練度という点においては『true tears』があり、第8話「音羽」で見せたメタフィクションの切れ味においても『俗・さよなら絶望先生』がある。どの切り口から見ても中途半端というか、「

    『H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜』に関する雑感 - tukinoha’s blog
  • 『true tears』と物語の想像力 - tukinoha’s blog

    相変わらず僕の半径3クリック以内ではこの作品が話題になっているようですが、婦中町のファボーレや今川焼き(富山では大判焼き)などを出して富山県民のプライドをくすぐり、「実は俺も富山県民なんだ!」と言わずにはいられなくする、実にいやらしいアニメであると思います(褒め言葉)。ちなみに僕はファボーレよりも高岡サティの方に行くことが多かったです(訊いてない)。 という話は既に、全世界1億人の隠れ富山県民がやっているので適当に切り上げ、編の話に移りたいと思います。前回の記事ではOP映像を取り上げているので、興味がある方はそちらもどうぞ。 アニメOP・ED映像論〜『true tears』OPを例にして〜 - tukinohaの絶対ブログ領域 true tears vol.1 [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2008/03/25メディア: DVD クリック: 162回この商品

    『true tears』と物語の想像力 - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2008/02/05
    ただ、この物語が「真心の想像力」に最後まで頼りすぎようとするならば、私はこの物語を否定するかもしれない/まあ、要はバランスの問題であって
  • みんな『sola』を見て幸せになれば良いと思うんだ - tukinoha’s blog

    http://www.sola-project.com/ http://character.biglobe.ne.jp/special/sola/ http://slhakase.web.fc2.com/sola/sola.html sola color.I (初回限定版) [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/06/22メディア: DVD クリック: 6回この商品を含むブログ (63件) を見る『sola』に関しては否定的な評価をあまり聞きませんが、「こんな面白いアニメがあるよ!」的な話も聞きませんね。良くも悪くも『らき☆すた』の様な「とんがった」作品とは遠いところにあると言えるでしょう。全然[sola]のタグをつける機会がない!という個人的な思いはさておき。 何についてであれ感想を書く際には、自分が重要だと思った部分についてだけ抜き出すものです。要するに

    みんな『sola』を見て幸せになれば良いと思うんだ - tukinoha’s blog
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!その2〜カットにこめられた時間〜 - tukinoha’s blog

    ef - a tale of memories.1【初回限定版】 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (62件) を見る前回の記事は第2話まで終了した時点で書かれたものですが、おおむね自己満足出来たので続きは必要ないかな、と思っていました。しかし、その後の展開がシナリオ・演出ともに僕の予想を軽々と超えて行ったため、前回の記事の修正も兼ねて、改めて『ef』の魅力を考えてみることにします。 第4話より、紘と景・千尋の出会いのシーン。 最初に「あーそーぼ!」という書き文字が表示され、その後で景と千尋が実際に発音する、という独特なリズムが印象的です。 書き文字つながりで、第7話より、みやこが紘の留守番電話に大量のメッセージを残すシーン。 言葉が澱のように積み重なっていくイ

    『ef - a tale of memories.』が面白い!その2〜カットにこめられた時間〜 - tukinoha’s blog
  • 『CLANNAD』のリズム−映像作品の強度と鋭さ− - tukinoha’s blog

    CLANNAD 1 (初回限定版) [DVD] 出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2007/12/19メディア: DVD購入: 7人 クリック: 60回この商品を含むブログ (142件) を見る2004年にkeyの第3作目として発表された『CLANNAD』。この作品についてはアニメ版が始まる直前にクリアしたばかりなので色々語りたいことがあるのですが、このタイミングだと何を話してもネタバレになるので自重しています。 テーマは「家族の絆」そして「街と人の絆」。keyの固定ファンが多いというのもあるのでしょうが、作品がテーマを含めて絶賛され、「CLANNADは人生」とか言い始める人が出てくるのを見ると、ギャルゲのユーザって倫理的には超が付くほど保守的だよね、と感じます。ギャルゲ(特にエロゲ)はカウンターカルチャだと誰かが言っていましたが、絶対嘘ですよ。せっかく全年齢対象なんだから、青

    『CLANNAD』のリズム−映像作品の強度と鋭さ− - tukinoha’s blog
  • 『ef - a tale of memories.』が面白い!〜アニメにおける「わかりやすさ」の探求〜 - tukinohaの絶対ブログ領域

    ef - a tale of memories.1【通常版】 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 112回この商品を含むブログ (21件) を見る2006年末にminoriの最新作として発売された『ef - the first tale.』。新海誠が手がけたOP映像が注目されることが多い作ですが、編の特徴について簡単に言えば、物語に起伏が少なく、登場人物の心の動きを淡々と、しかし、「痛み」から目を逸らさず正面から描いたという点で注目に値する作品であると言えるでしょう。笑えて泣けて楽しくプレイできるゲームが大多数を占める中、ただ「痛み」を伴うナイフのような鋭さだけで勝負した作の位置は特異なものです。 それが『ef - a tale of memories.』と名前を変えてアニメ化されると初めて聞いた

    『ef - a tale of memories.』が面白い!〜アニメにおける「わかりやすさ」の探求〜 - tukinohaの絶対ブログ領域
    str017
    str017 2007/10/18
    今期で非常に「アニメ」だ、と感じたのがこの作品、ただ全部のメッセージを受け止めようとすると受信者に負担がかかりすぎるような
  • 『ひぐらしのなく頃に解』−「犯人の心情を理解すること」の欺瞞 - tukinoha’s blog

    毎年1人が死に、1人が消える「雛見沢連続怪死事件」。萌えと謎とホラーが入り混じった問題編が4つと、それらをバラバラのかけらに戻し、望ましい姿に組み直す解答編が4つ。物語は先日の放送でいよいよ解答編のラスト「祭囃し編」へと突入しました。 物語の謎と悲劇を全て清算し、長い長い物語に「オチ」をつける重要な部分です。ただ、僕が『ひぐらしのなく頃に』という物語の中で一番くだらないと思っているのも、やっぱり「祭囃し編」なんですよ。 「祭囃し編」は物語において主要な謎である「雛見沢連続怪死事件」における「犯人」の幼年時代の描写から始まります。アニメ版で先日放送されたのがそれなんですけど、原作でも同じように思ったのですが、ここが単に蛇足であるというだけでなく、作品全体の完成度を著しく下げているように思えてなりません。 「犯人」の生い立ちを描いていく、というのは、例えばトマス・ハリスの『レッド・ドラゴン』な

    『ひぐらしのなく頃に解』−「犯人の心情を理解すること」の欺瞞 - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2007/10/11
    PS2の澪尽し編ではご指摘の回想がバッサリカットされて鷹野はただの嫌な奴になってるらしいです
  • 『School Days』試写会に関連して−「お金を払う」という価値基準の表明 - tukinoha’s blog

    DVD『School Days』第1巻の発売を記念いたしまして、TVアニメ『School Days』第12話の試写会を行います。 1日限りの試写会となりますのでこの機会にぜひともご参加ください。 http://12.0verflow.com/ これに対する反応。 はてなブックマーク - Overflow Official Website 大体何にでも「相場」というものがあります。ライトノベル500〜600円、新書1000円、展覧会の図版2000円弱、TVアニメ1話無料。ただ僕は、それらの商品に対していくらまで払えるのか、ということは、相場とは無関係に自分で決めておくべき問題であると思います。 例えば無名のアーティストが「俺は自分の作品を100万円以下では売らない!」と宣言したとします。その人に対し、そんなにお金が欲しいのか、お前はアーティストじゃなくて商売人だ、と批判する人もいるでしょう。

    『School Days』試写会に関連して−「お金を払う」という価値基準の表明 - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2007/09/27
    素直に入場料7000円の方が良かったに同意
  • 強い言葉を聞きたい - tukinoha’s blog

    「批評ではなく感想です」と名言しているサイトが多くて、どうしてそこまで「感想」に拘るわけ?と、思います(僕はたぶん逆に思われているけど)。そう言っているサイトに限って客観的評価であるかのように「駄作」と貶したり「傑作」と褒め称えたりする不思議。 人の意図はどうあれ、「感想です」という言葉が他者からの批判を受けないためのマジックワードになっているんじゃないかな、と。読みの浅さも偏狭な感情も「そう感じたから」と肯定してしまえる無敵の立場。 僕はたとえ間違っていたとしても「理論的根拠に基づいて客観的に解釈した結果です」と主張するサイトの方が、議論が成り立つ分だけ好きです。自分と同じ感想の人を見つけて喜んだり、主観の集合から客観を取り出そうとするほどには、個人の才能と客観性に絶望していないので。

    強い言葉を聞きたい - tukinoha’s blog
  • 『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』−サスペンスの精髄 - tukinoha’s blog

    「契約者は人間じゃない。人の皮を被った殺人機械だ」 「……わかってる」 「リスクを最小限に抑えるために、目撃者は必ず殺す。やつらは嘘つきだ。裏切り者だ」 物語は組織のエージェント・黒(ヘイ)の登場によって幕を開けます。圧倒的に強く、残酷に敵を倒す黒。すると突然、舞台は平和な街並みへと移ることに。 しかし、そんな平和な街もやがて硝煙で汚れた世界へと変貌していきます。黒の存在、壊れゆく街、その2つを繋ぐ鍵は宙吊りにされたまま、視聴者は息苦しさを感じつつ作品世界へと入っていくことになるのです。 ああ、サスペンスだなぁと思わせる作品。 あくまで暫定的な意見ですが、僕がこの作品を高く評価する最大の要因というのは「喋り過ぎないこと」なんですね。映画でも同じなんですが、日人がサスペンスやスパイ物を作ろうとすると、なぜか主人公に自分の心情、葛藤をべらべらと喋らせる傾向にあります。それがどうしようもなく嘘

    『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』−サスペンスの精髄 - tukinoha’s blog
  • 『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の世界は広い - tukinoha’s blog

    http://www.d-black.net/ http://d.hatena.ne.jp/tukinoha/20070415/p1 DARKER THAN BLACK-黒の契約者- 1 (通常版) [DVD] 出版社/メーカー: アニプレックス発売日: 2007/07/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (41件) を見るヒロインが目立たないこと空気の如し、というサスペンスアニメ『DARKER THAN BLACK』を今回は取り上げてみます。 現在第8話が終わったところですが、良くも悪くも変な作品ですね。サスペンスサスペンスしていたかと思えばコメディになったり、必要なのか必要じゃないのかわからないキャラクタが大勢いたり。特にキャラクタたちは、それぞれに自分が物語の進行において「都合の良い」キャラクタではないと主張しているように感じられます。第7話、

    『DARKER THAN BLACK -黒の契約者-』の世界は広い - tukinoha’s blog
  • 『この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜』はキャベツを越えられるか - tukinoha’s blog

    「お願い、棄権して。あんたひとりで棄権するのが嫌なら、私も棄権する。そんな体調じゃ勝負にならないでしょ……今日のところは延期にしといてあげるから」 「何甘えたこと言ってんだ!だから全国大会の番で、力を出せずに負けるんだよ!」 「あんた……私と仲直りするために勝負を申し込んだんじゃ……」 「こうでもしなきゃ、あんたが何でも先延ばしにして、逃げるからだ。俺たちの仲間になることも、クラスに溶け込むことも、そして、寮から出ることだって……」 「そうなんだ……出てってやる。二度とあんなところに戻るもんか。ついでにあんたも追い出してやる」 舞台はかつて大企業の存在により賑わっていた離島。しかし、その大企業の撤退によって、主人公の通う学園の生徒数も急速に減っていくことに。 島の高台にある「つぐみ寮」も1年後に閉鎖されることが決定していました。そこに住む、主人公とヒロインたち。つぐみ寮が閉鎖されれば別れ

    『この青空に約束を― 〜ようこそつぐみ寮へ〜』はキャベツを越えられるか - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2007/04/20
    当日記で言及、及び参考にさせていただきました
  • 「この作品が好きだ」と胸を張って言えるのか - tukinoha’s blog

    http://d.hatena.ne.jp/t-j/20070329 「オタクエリート」がもっと名作を評価して、クリエイタが名作を生み出す土壌を作ろうぜという話。そもそも「名作」は誰が判定するの、という視点がない以上、価値観の押し付けだといわれてもやむをえない部分はあると思います。 ですが、僕はこの引用元の筆者に対してすごく共感を覚えました。感動した、と言っても良いでしょう。 僕自身の批評傾向としては、作品の価値判断まで踏み込まない(踏み込めない)、解釈の多様性を示すだけにしておくことが多いです。それがある意味ではレビュアの誠実さであると僕は考えているので。 その一方で、僕は引用元の筆者や がくえんゆーとぴあ まなびストレート!がオモシロイ - 吉田アミの日日ノ日キ のように、ある作品について自信を持って肯定出来るレビューも大好きです。何その矛盾、という話をもう少し。 人を動かす批評には例

    「この作品が好きだ」と胸を張って言えるのか - tukinoha’s blog
  • 『まなびストレート』―「まなび」は何を語り、僕たちはなぜ「まなび」を語るのか― - tukinoha’s blog

    今回は『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』を通して、作品に用いられる「言葉」、作品を語る「言葉」について考えてみたいと思います。 「言葉」には様々なジャンルがあります。親しい友人と話すとき、会社の上司と話すとき、それぞれの状況で僕たちの「言葉」は語彙もイントネーションも一変することでしょう。 そのため、僕たちは様々なジャンルの言葉を「違うもの」として認識します。「モノローグ(独白)」と「対話」、「丁寧な言葉」と「フランクな言葉」は全く違うものである、という風に。この認識は、ある意味では正しいでしょう。しかし、その一方で僕たちを縛る制約ともなります。「敬語は偉い人に向けて使うものである」「フランクな言葉は友人に向けるものである」と。 今回取り上げる『まなびストレート』においても、それは例外ではありません。主人公の天宮学美を例にとっても、全校生徒の前で話すとき、親しい友人たちと話すときで

    『まなびストレート』―「まなび」は何を語り、僕たちはなぜ「まなび」を語るのか― - tukinoha’s blog
  • はぴねす! - tukinoha’s blog

    「でも、ちょっぴり幸せな気分……」 お腹いっぱいな感じで見終わりました。それほど目新しくもなければ、洗練されているというわけでもない、標準的な作品です。しかし、「標準的」であるために話したくなることもあるわけで、作品自体への感想ではありませんが、日常と非日常を繰り返す作品構造についての話をしたいと思います。 はぴねす! Vol.6 [DVD] 出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2007/05/25メディア: DVD購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見るこの物語は、「魔法」という異質なものが日常生活の中に紛れ込み、それによって起る問題を主人公たちが解決していく、というのが基的な流れです。 しかし、「魔法遣いに大切なこと」のように魔法という神秘を媒介として標準的な価値観を揺さぶる話ではなく、「魔法少女リリカルなのは」のようにアクションを見せ場とす

    はぴねす! - tukinoha’s blog
    str017
    str017 2006/12/25
    もしかしたら日記で言及するかも
  • 1