「堺市の小学校は授業をやりすぎているのではないか」。昨年末の同市議会でこうした指摘があがった。同市立小では、新型コロナウイルスの感染防止を目的に行事を授業に置き換えたことで、低学年を中心に年間授業時間が国の基準を大幅に超過。不登校増加の一因との指摘まで出ている。市教育委員会は児童の負担軽減に加え、教員の働き方改革を念頭に改善を図るとしている。 文部科学省は学校教育法施行規則で、年間の授業時間の基準(標準授業時数)を定めている。市教委によると、小学1年生の基準850コマ(1コマ=45分)に対して、同市は平均約940コマと約90コマ超過(令和4年度)。100コマ以上超過した学校も4割近くあった。2年生も平均約80コマ超過。長期休みなどを除き授業は年間約35週とされるため、1、2年生では毎週2コマ以上超過している計算になる。 低学年よりは超過幅が小さいが、小3~6年生も平均約50~70コマ超過し
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