先日、図書館総合展が横浜で開催され、 全国の図書館関係者さんが大勢集結しました。 私はその「おまけ会」に参加させていただき、 熱い図書館員さん、関係者さんとお話することができました。 そうしてお話させていただくなかで、何度か聞かれて印象的だったのが、 「図書館は版元さんから見ると敵のようなところがあるでしょう?」 というお話。 1冊の購入で、たくさんの人に無料で読まれてしまう、 本を売っている版元にとってよくないのでは、 というお話です。 もちろん、おっしゃる話の筋はわかります。 ただ大局的に見て、敵ではないのはもちろん、 むしろ現状の出版社、特に専門書出版社にとっては、 図書館さんはともに出版文化をもりあげる とても大事なステークホルダーです。 まず、売上と無料の貸し出しについていえば、 今の専門書の平均発行部数は、1000~2000部、 ニッチなものはもっと低いと思います。 それに対し
出版状況クロニクル62(2013年6月1日〜6月30日) ヤマダ電機の13年度の売上高は1兆7014億円で、これは12年の出版物売上高1兆7398億円とほとんど同じであることを示している。 このヤマダ電機の他に、エディオン、ケーズ、ヨドバシカメラを加えた家電量販店4社の売上高は3兆7000億円近くに及び、出版業界がいかに小さな市場であるか、また失われた16年間がそれに拍車をかけたことがよくわかる。 しかしこの家電量販店にしても、地デジ移行のテレビ需要の先食い、激しい安売り合戦、アマゾンなどのネット販売の影響を受け、ヤマダ電機を例に挙げれば、ピーク時の11年の2兆1500億円に比べると、4500億円も減少している。 家電量販店は流通戦争の勝利者と見なされていたが、それもゆらぎ始めているといえよう。本クロニクル60でも既述したように、その背後でパナソニック、ソニー、シャープ3社のメーカーの赤字
夜の図書館、夢の世界 ぬいぐるみ、お泊まりし本選びぬいぐるみを抱いて絵本の読み聞かせを楽しむ子どもたち=いずれも松山市湊町7丁目 ぬいぐるみをふとんに入れる子どもたち 【波多野大介】お気に入りのぬいぐるみが子どもたちのために図書館でお薦めの本を選ぶ――。そんな絵本の世界のようなイベントが25日、愛媛県松山市立中央図書館(湊町7丁目)であった。子どもたちの想像力を伸ばし、図書館に親しみをもってもらう狙いだ。 米国発祥のアイデア。松山市で初めて催された。窓口業務を受託する図書館流通センターの児童担当スタッフ3人が「図書館に来てもらえるきっかけにしてほしい」と企画した。「ぬいぐるみが図書館に泊まり、子どもたちの喜びそうな本を探して翌日に渡す」という設定だ。本はスタッフが年齢や好みを考慮して選び、子どもたちが借りて帰る。 この日は3〜8歳の子ども12人が愛用のぬいぐるみを抱えて参加した。子どもたち
学校帰りの子どもが集まってきては、好きな本を読みふけっている。実はこれ「リトルフリーライブラリー」と呼ばれる、小さな無料の図書館なのだ。ここに並んでいる本は、誰でも自由に持ち帰ることができる。本を借りに来た女の子は「この図書館が大好き。遠くまで行かなくてもいいから」と話していた。 本は、近所の人が寄付した古本が中心だ。自分が気に入った本をみんなにも楽しんで欲しいという気持ちが詰まっている。目の前の家の住民が管理し、「1冊借りて、返すときには1冊寄付して下さい」と呼びかけている。“小さな図書館”には、本好きの人たちが次々と訪れ、地域の交流の場になっている。 “小さな図書館”の発案者、トッド・ボルさん。新しく“図書館”を始める人のために、自ら本箱を作って届けることもある。始めたのは今は亡き母親への思いからだった。母親のジューンさんは、学校の英語教師で、いつも本の読み聞かせをしてくれた。「母は読
▼関連記事 この記事を公開後、武雄市職員さんより1通のメールをいただき、1週間後に武雄市職員さんに武雄市図書館を案内していただきました。こちらの記事もご覧ください。 全国的に話題になっているようですね。武雄市図書館に行ってきました。 各方面から賛否両論さまざまな意見があるようです。ボクは武雄市民ではないので、お前に関係ないじゃないか!と、いわれればそれまでですが。。。 正直、現地に行ってみるまで、ボクはツタヤ運営にどちらかと言えば賛成派でした。しかし実際に行ってみると意見が大きく変わりました。 自分の暮らす街の図書館がツタヤ運営になり、スタバも併設しますよ。ということになったらボクは断固反対します! みなさんは図書館といえば、どんなイメージを思いうかべますか?ボクが思い描く図書館のイメージは、落ち着いた雰囲気で館内は静かで、利用者同士がお互いを気遣いながら書籍を選び、読書や勉強をゆっくりで
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