ミルウォール・ブリック ミルウォール・ブリック(Millwall brick)とは、新聞紙を用いて作る一種の打撃武器である。チェルシー・ブリック(Chelsea brick)ともいう。1960年代から1970年代のイングランドにおいて、サッカー観戦で隠し武器として用いられていた。本来武器とするために作られているわけではない新聞紙は大量に入手することが可能であること、また数枚の新聞紙を丸めて成形するだけであり作成が容易であることから、この武器が広まっていたと考えられている。「ミルウォール・ブリック」(ミルウォールのレンガ)という名は、サポーターの中に熱狂的で暴力的なフーリガンがいることで知られたミルウォールFCにちなむ。 1960年代後半、サッカー観戦における暴力行為に対し、警察は武器になり得るあらゆる物品を没収し始めた。没収の対象となった物品の中には、鋼鉄製の櫛、ペン、コースター、清涼菓子