東芝は4日、音声認識技術によってテレビ番組などの検索・予約ができるシステムを開発したことを明らかにした。テレビの電子番組表(EPG)を元に音声認識に使う「辞書」を自動で生成する仕組みで「キムタク(木村拓哉)」といった愛称なども辞書化し、認識する。テレビ、ビデオのリモコンなどに組み込むことで、音声入力によって希望の番組を検索できるようになる。 7月8日に大分県で開かれる情報処理学会の「マルチメディア、分散、協調とモバイル(DICOMO)2009シンポジウム」で発表する。 このシステムでは、8日間分のEPGに含まれる番組名や出演者の情報を元に、7000語の音声辞書を作成。番組名やタレント名から自動的に略称などを類推する仕組みを取り入れ、インターネット大手ヤフーの検索エンジンを使い、類推した略称などが使われる頻度を元に正否を判定する。利用者の言い換えにも、高精度な音声認識が可能という。
ホンダが世界的な新車販売の低迷を受け、今年から世界最高峰の二輪車レース「モトGP」を除くすべての二輪レースから撤退するか縮小する方向で調整に入ったことが22日、わかった。対象には、国内最大規模を誇る「鈴鹿8時間耐久レース(鈴鹿8耐)」も含まれる。ホンダはすでに、開発・運営費の負担軽減を理由に自動車レースの最高峰「F1世界選手権」からの撤退を発表しているが、新たに二輪レースの大幅縮小を決めたことで、国内外の二輪車メーカーにも大きな影響を与えそうだ。週明けにも詳細を発表する予定だ。 ≪コスト30億円削減≫ ホンダはモータースポーツ全体について活動を縮小する方針で、2009年のレース関連予算は前年比で半減させる意向。今回、大部分の二輪レースで「ワークス」と呼ばれるメーカー参戦チームを撤退させる。ただ、量産車ベースのレース用車両供給や支援などは継続する方向だ。これによって、ホンダが活動を続
トヨタ自動車が2009年度にも立ち乗り型の電動二輪車「ウィングレット」の販売に乗り出すことが25日、分かった。当面は企業向けに販売する計画で、第1弾として中部国際空港会社(愛知県常滑市)に十数台を納入する。当面、厳しい経営環境が続くと予想されることから、自動車に続く新たなモビリティー(乗り物)と位置付けるウィングレットを早期に立ち上げることを決めた。 トヨタは中部空港など大規模施設を中心に、ウィングレットを先行販売する。購入企業に操作性などを評価してもらうことでさらなる改良を進め、本格的な量産化につなげるのが狙い。 中部空港では、トヨタの要請を受け、今秋からウィングレットを導入し、実用化への実証実験を行っている。今回の一括購入によって「ターミナル内での障害者の移動、案内スタッフによる使用などを考えている」(中部空港会社幹部)という。 ウィングレットは、昨年春にソニーから譲渡を受けたロ
金融市場の冷え込みにより、ベンチャーキャピタル(VC)などからの資金調達が困難になり、破綻(はたん)するベンチャー企業が相次いでいる。特に深刻なのは、長期の研究開発期間と多額の資金を必要とするバイオベンチャーだ。公的資金を投入して開発したシーズが消失したり、技術が海外流出する事例も出てきた。このままでは技術立国の存立が揺らぎかねないと政府もベンチャー再生に官民ファンド活用も検討している。しかし、資金の出し手となる民間金融機関がリスクマネーを敬遠、ファンド構想も“絵に描いたもち”になる可能性も指摘されている。 ≪支援ノウハウなく≫ 「県に(ベンチャー投資の)ノウハウが欠けていた。うまく化けていれば、お金が入ってくるかもしれなかったが…」 9月末、金子原二郎長崎県知事は苦渋の表情を浮かべた。事の発端は、県費1億円を投じた新薬開発実験研究の受託事業を手がける長崎県立大発バイオベンチャー「バ
米リーマン・ブラザーズの破綻が、グルジア問題の影響で外国人投資家らの資金逃避が続いているロシアに追い打ちをかけ、信用不安が深刻化している。週明け後の株価急落に加え、露金融機関の巨額債務問題も浮上し、金融危機の様相を見せ始めた。政府は短期市場に大量の流動性資金を供給するとともに、オイルマネーを原資とする安定化基金放出をはじめとする緊急対策の検討に入った。 ≪株価が急落≫ リーマン破綻のニュースが伝わった15日のロシア株式市場は金融、資源関連株を中心に幅広い銘柄が売られ、代表的株価指数RTSの終値は前週末比4・8%安の1277・60へと急落した。最大手の国営スベールバンクの下げ幅は一時9・2%に達した。RTSは今春、2500台に迫ったが、わずか5カ月でこの約半分の水準に落ち込んだ。 プーチン首相が鉄鋼大手メチェルを恫喝し、上場企業に対する政府の介入懸念が高まったことに加え、グルジア問題や
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