ジェームズ・キャメロン監督の3D映画作品「アバター」が世界的な大ヒットになっている。 私は昨年の年末の封切り直後に、近所のシネコンまで見に行ったが、構想14年、製作に4年を費やした3D映画の大作という触れ込みに、見せ物小屋にでも行くような興味が先行していただけで、正直なところ、映画の内容などにはほとんど期待を持っていなかった。が、実際に観て、いっぺんに虜になってしまい、既に2回この作品を観るために映画館に足を運んでいる。 この映画の誕生によって、映画を観るという行為の持つ意味が根本から変えられてしまうだろう。それぐらい、これからの映像表現にとってこの映画は画期的な意味を持つ作品だ。 14年前にアバターという映画の構想の方が先に生まれ、3D映像の技術が後から追いついてきて、その最新技術をブラッシュアップさせながら作品が創り上げられていったそうだ。キャメロン監督は、当初予定されていた公開日程を
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