可愛らしい少女が鏡を覗き込むと、そこには化け物の姿が映っている。少女はもう恐怖の叫びを上げたりしない。それが自分の姿だと知っているからだ。ただ、周りのみんなにも自分の姿がそんなふうに見えているのだと思うと、いても立ってもいられなくなる。 英国のDaily Mailオンライン版によると、ダニエル・ナルティさんという現在26歳の女性は、13歳ごろから自分の姿が化け物に見えるようになった。ごく普通に幸せな子供時代を送っていたのだが、思春期に入ると自分は醜いのではないかと思うようになった。 そして醜くないか確かめるために鏡を見ているうちに、自分の顔がだんだん醜く見え始めた。いや当時の彼女の心理状態に忠実に言えば、“醜く見え始めた”のではなく、“どんどん醜くなっていった”のである。 どんなふうに醜いかというと、目が異常に小さい。顔中に皺が刻まれている。小さい目の周りには、カラスのツメみたいな深い皺が