茨城県というところは、出稼ぎに来ている日系ブラジル人がかなり多い。それで、私にも日系ブラジル人の知り合いが何人かできた。 彼らがポルトガル語で話しているのを聞くと、語尾に 「ね?」 という言葉を付けることが多いのに気付く。私は、彼らが日系だけに、日本語の助詞が入り込んでいるのだと思っていた。 ところが、先日、「『ね?』 って言うのは、ポルトガル語の中に、日本語を混ぜてるんでしょ?」 と聞いてみたら、「同じような意味だけど、これ、ポルトガル語なんだよ」 と教えてもらい、なんだか知らないが、妙に感動してしまった。 英語の "is'nt it?"、フランス語の "n'est-ce pas?" と同じような、付加疑問文なんだそうである。本当は、"não é?" で、発音は 「ノイエ」 に近いのだが、それが音便化して縮み、普通、会話では 「ネ」 とか 「ナ」 とか発音するというのである。 そういえば