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2008年3月7日のブックマーク (9件)

  • 『数学的にありえない』 : 本屋さんへ行こう!

    今年の海外ミステリベスト1の呼び声も高い、ローリー・リン・ドラモンド『あなたに不利な証拠として』(早川書房)が話題になり始めたころ、その盛り上がりをかい潜るようにして、ある噂が私の耳に届いた――夏に文藝春秋からスゴイ海外ミステリが出るらしい、と。 今年はすでに、トニーノ・ブナキスタ『隣りのマフィア』、ジェイムズ・カルロス・ブレイク『荒ぶる血』、ロブ・ライアン『暁への疾走』など、年間ベストテン級の傑作海外ミステリを連発している出版社が、なお勝負作と謳う傑作とはいかなるものか? おもしろい物語を求める読者なら、大いに気になると思うが、先頃、ついにその作品――アダム・ファウアー『数学的ありえない』(上・下)が発売された。 神経失調を抱えた数学者ケイン。彼は自分でも気付いていない、ある「能力」を秘めているがゆえに、政府の秘密機関《科学技術研究所》から追われることとなる。権力を駆使した厳しい追跡のな

    synapse_books
    synapse_books 2008/03/07
    『数学的にありえない』
  • 『墜落遺体』 : 本屋さんへ行こう!

  • Passion For The Future: 大人のための文章法

    大人のための文章法 スポンサード リンク ・大人のための文章法 今、一番欲しいスキルは、考えていることをもっと短い時間で文章化する能力である。願わくば、誰にでも分かりやすく書く能力である。 超格会議で私は、自分の書く速度を計測した実験の成果をお話した。商業媒体への完成原稿の作成能力は、私の場合は1時間に1200字から1400字程度。原稿用紙で1時間に3,4枚といったレベル。1日ではその10倍強くらいだろうか。もちろん中身にもよるし、テーマと勢いがあればその数倍で書ける時もある。平均すればの話。 会議に参加していたプロのライターの方々から休み時間に「私は1日4万字(原稿用紙100枚)くらい書ける」と教えてもらった。なるほど、文章の作成速度にはだいぶ個人差があるらしい。 ■なんでこの人は年間50冊も出版できるのか? 著者は精神科医で、受験と学習術のカリスマライターとして出版界に登場し、年間5

  • Passion For The Future: 「精霊の王」、「古事記の原風景」

    「精霊の王」、「古事記の原風景」 スポンサード リンク 建国記念日的な2つの書評。 「聖は性なり、然るに生なり」というページがある。いや、先ほど確認したらサイトが消えていたので、あったというべきか。Webアーカイブのサービス上にコピーが残っていたので、変則的だが、そちらへリンクしてみる。 ・「聖は性なり、然るに生なり 祭りと性神探訪」 http://web.archive.org/web/20030619144422/www.os.rim.or.jp/~charan/seitan-index.htm 民俗学研究のサイトで、作者の方は、日全国の性神について実地で調べていた。日の神社や祠の御神体が、このように男性や女性の性器をかたどったものであるケースはまったく珍しくない。ほとんどの性神は、記紀(古事記、日書紀)に現れる著名な神社の神々よりも、遥かに古い起源を持つ土着の神々である。だが、

  • 『100の悩みに100のデザイン 自分を変える解決法』 : 本屋さんへ行こう!

  • Passion For The Future: 記憶力を高める50の方法

    記憶力を高める50の方法 スポンサード リンク ・記憶力を高める50の方法 医学博士で脳科学者の権威が書いた一般向けの記憶術のノウハウ。理論から実践までを平易な言葉で、まとめている。 ■恥をかく、汗をかく、字をかく、で記憶する 著者は、「3かく」が記憶に役立つと述べている。「恥をかく」「汗をかく」「字をかく」だそうだ。自分にそのようにして記憶された知識があるかどうか振り返ってみる。あるあるあるある 昨年の赤恥な思い出。ネットエイジの西川さんを中心に、あるテーマで新規ビジネスのアイデアだし。私は「そうすると粗利の高いビジネスになりますね」と発言した。一同、「ソリ???」。一瞬の沈黙の後、「ああ、そういういい間違えってあるよね」と笑い。そう、私は「アラリ」を「ソリ」と覚えてしまっていた。(言い訳になるが「アラリ」という読み方は知っていたのだけれど)、を読む際に心の中でなぜか「ソリ」と繰り返

  • 『人類が知っていることすべての短い歴史』 : 本屋さんへ行こう!

  • Passion For The Future: 「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学

    「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 スポンサード リンク ・「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 ■わかる? 個人でも企業でも、コミュニケーションにおいて「わかる」ということが、すべての基にある価値ではないかと思う。「わからない」ものは面白くないし、使うことができない。 学校教育は、学年を追うごとに学問の内容が高度で複雑になっていく。前の学年で「わかる」ことを部品にして、難しいことを構成していく。このやり方にも一理ある。やさしいことを組み合わせて難しいことを語っていく。 しかし、この「わかる」ことの積み木方式では、常にわからないことがある。小学生は中学生の内容がわからない。高校生は大学生の内容がわからない。そして大学生は社会人の内容がわからない。社会人は今度は専門家の内容がわからない。 中学生の頃、理科の教師が言った言葉がずっと記憶に残っている。「君たちは大人になったら答え

  • Passion For The Future: インフォアーツ論―ネットワーク的知性とはなにか?

    インフォアーツ論―ネットワーク的知性とはなにか? スポンサード リンク ・インフォアーツ論―ネットワーク的知性とはなにか? ■鋭い洞察と未来への提案 素晴らしい洞察。こんなを1年間見つけられなかったのが悔しい。 著者は國學院大學教授の社会学者。社会学の老舗サイトのソキウスを1995年から主宰している。このは、インターネットのユーザ像を社会学、心理学の観点から分析し、現代人のネットに対する偏った関わり方の問題提起をする。そして、「インフォアーツ」(ネットワーカー的情報資質、または情報学芸力)という資質を育てる教育を提案する。 ・ソキウス http://www.socius.jp/ 最初は、若い世代のインターネットユーザの無軌道ぶりを、ついていけない世代の権威が、ぼやき、説教するなのではないかと疑った。実際、内容はオヤジの説教スタイルなのではあるが、説得力ある、感動的な説教を聴いた気が