月間10万人が読んでいるCoral Insightsのニュースレターにご登録いただくと、Coral Capitalメンバーによる国内外のスタートアップ業界の最新動向に関するブログや、特別イベントの情報等について、定期的にお送りさせていただきます。ぜひ、ご登録ください! ウクライナのソフトウェア開発者Dmitry Zaporozhets氏が2011年10月に、たった1人で開始したオープンソースプロジェクト「GitLab」。それが、ちょうど10年を経て時価総額1兆円もうかがうほどの大成功したDevOpsのSaaSプラットフォームへと進化することになると想像した人は、ほとんどいなかったと思います。GitLabのライセンス・SaaSビジネスを展開するGitLab Inc.は9月17日付けで米国証券取引委員会(SEC)に対してFORM S-1を提出し、IPOへ向けて最終段階に入りました。 開発初期か
いま、若い方々を中心に、公的年金に対して「自分たちの世代では、払った保険料が戻ってこない(受け取れる年金額<払った保険料)のでは?」という、損得に関する意見が聞かれます。 また、「今の受給者と現役世代では、給付される年金額に大きな差がある」という、世代間の差についての意見もあります。 これらの意見の中には誤解もありますが、そもそも公的年金制度は、現役世代が受給世代を扶養する「世代間扶養」の仕組みのもとで運営されている、社会保障制度です。本来、個人や世代の差による損得を論じる性質のものではありません。 しかし、高齢になったとき、あるいはご自分の身になにかあったときの生活を支えるものとして、重要な課題だと考える方も多いと思います。 うーん、損得じゃないって言われてもやっぱり気になるよ そうですね。では問題を分けて ・そもそも公的年金のメリットはなにか(若い世代は本当に損なのか) ・具体的に世代
追記:*この記事は9月3日に更新されたものです。その後価格は変動して、9月7日現在、最高額としては4ETH(160万円)相当で二次流通しました。(入ってくるのはその額ではなくここからのコミッションです。) 8歳の息子 が描いたNFT作品が海外のコレクターに買われた。一枚20ドルくらいで出した21点が完売し、一部の作品は2次流通し、最高額では実に45万円相当で落札された。現在、一作品最高2700万円相当で売りに出ているのが現状である。(驚愕) ⭐️息子Zombie Zoo KeeperのNFTはこちら⭐️ なんでも市場になるNFT 昨今、世界中が夢中になっているNFT、テクノロジーについて造詣がある方なら、最近よく耳にするだろう。 要は、簡単に説明すると、デジタルアートの唯一性をブロックチェーン技術で証明することによって、絵、VR映像、ツイートなどさまざまなデータに価値と市場が生まれたという
先日Atama Plusが51億円のシリーズBラウンド、CADDiが80億円のシリーズBラウンドの調達を発表しました。どちらも2018年にDCMからシード投資を行った企業です。2つの企業は創業から順調に事業を伸ばしていますが、共通していることがあります。 2社に共通していることはプロダクトローンチ前のシードラウンドと数十億円後半を調達するラウンドで説明されている「バリュープロポジション(value proposition)」が同じということです。 (↓のCADDiの今回のピッチデックのバリュープロポジション。これと全く変わらない実際のシード資料の数ページをこのnoteの中で添付します。それを見たい方はそのパートを是非) 「バリュープロポジション(value prop)」とは企業がユーザーに提供する価値を表したものです。僕が個人的にプロダクトローンチ前の企業に投資するときに最も気にするのがこ
動画配信サービス大手のネットフリックスは2年以上視聴していない会員に退会を促す取り組みを始めた。日本の携帯大手などは、そうした解約忘れの「幽霊会員」を放置するのが普通だ。ネトフリはなぜこのようなことをするのか。「Screenless Media Lab.」による連載「アフター・プラットフォーム」。第4回は「幽霊会員は得か損か」――。(第4回) 解約を忘れる客はサービス提供側にとって好都合 最近は多くの人が音楽配信、映像配信などのサブスクリプションを利用するようになってきた。いくつもサブスクリプションを使っていると、自分がどんなサービスを契約したのか忘れてしまい、ほとんど利用しないまま課金だけが続いているといったことも起きてくる。あるいは、解約を忘れて二重にインターネット回線を契約したままだったり、ほとんど使わないのに高額な携帯電話の料金プランを契約し続けたりしていることもある。 こうして何
イベント冒頭、西條氏から投げかけられたのはIndeed買収に至った経緯に関する質問だ。2011年ごろ海外企業への投資を実施するチームを率いていたという出木場氏。Indeed買収のきっかけとなったのは、旅行領域のビジネスを展開する合弁会社の設立に向けて滞在していたインドネシアで見た光景だったと振り返る。 出木場合弁会社設立に向けてジャカルタに滞在していたとき、プロフェッショナルヒッチハイカーという仕事の存在を知ったんです。どんな仕事かというと、他人の車に相乗りしてあげるのが業務内容。というのも、ジャカルタは世界的に見ても渋滞がひどい都市なのですが、渋滞を緩和するために政府が「3人以上乗っていなければ街の中心部に入ってはいけませんよ」という法律を作った。 プロフェッショナルヒッチハイカーたちは、3人以上が乗っていなければ入れないエリアの入り口に立って、1人ないしは2人しか乗っていない車のドライ
寿司騒動もひと段落か DeFiプロトコル「SushiSwap(寿司スワップ)」の創設者、Chef Nomi(ペンネーム)は、38000ETH(およそ15億円)をプロジェクトの基金に戻したことを明らかにした。 SushiSwapとは、Uniswapにガバナンストークンの仕組みを組み入れたサービス。リリース後にその一見して冗談のような名前とは裏腹に人気を集め、ガバナンストークンであるSushiトークンは、分散型取引所Uniswapでも取引量で上位を占めるまでに成長する。 しかし、創設者のNomi氏は開発者資金として割り振られていた一部のSushiトークンを売却したことが明らかになると、一時12ドルほどまで値段が高騰していたSushiトークンは急落した。 トークンの売却額は1300万ドルとされ、日本円にして約13億8000万円になる。創業者のトークン売り抜けは、出口詐欺としてコミュニティから非難
60社以上の初期のマーケットプレイススタートアップに投資し、アドバイザーを務めてきた私たちは、マーケットプレイスを立ち上げるために何が必要なのかに注目してきました。 供給と需要のどちらが先なのか?鶏か卵か?私たちは、創業者が「鶏か卵か」問題を解決するために利用できる、少なくとも19の明確で実行可能な戦術を発見しました。 難しい側(供給 or 需要)が活動の沸点に達すると、ネットワーク効果が働き、簡単な側にも価値がオーガニックに生み出されます。ほとんどの市場では、どちらか一方をマーケットプレイスに参加させるのが難しいです。それは、セールスやオンボーディングのプロセスをテストすることでわかります。一般的には、難しい側の方が価値が高く、そちら側を十分に集めれば、もう一方は2~10倍簡単にオンボーディングできるようになります。 例:Outdoorsyは、RV車のレンタルマーケットプレイスを運営して
上場ベンチャー「成長の谷」の正体とは? グロース・キャピタル嶺井氏、一橋大・鈴木教授が共同研究で提言 代表取締役社長の嶺井政人氏が本誌でも連載中のグロース・キャピタル株式会社はこのほど、一橋大学大学院経営管理研究科の鈴木健嗣教授とともに「上場後...
すでにDiamond Signalの岩本さん、BRIDGEの平野さんに丁寧にまとめて頂いていますが、Apricot Ventures、TLMというそれぞれのファンドを運営していたベンチャーキャピタルがひとつのチームとなり新しい挑戦をする、という比較的珍しい事例ですので、「mint設立までの過程」をメンバー4名それぞれの視点で振り返って書いてみたい(2日連続!)と思います。 最初はジェネラル・パートナーの白川の目線から書かせていただきます。 ・Apricot Ventures設立 思い入れのある「ベンチャーキャピタル事業」で、投資先の起業家たちに負けないような会社をつくりたい。僕が2018年にアプリコット・ベンチャーズを設立したのは、端的にいうと「自分も起業したかったから」です。 サイバーエージェントで事業経験を積むなかで、ぼんやりと考えていた「起業」が現実的に感じるようになったこと。 ベン
スタートアップが理解しておくべき「商標」とは——。 オンライン商標登録サービス「コトボックス」を提供するcotobox創業者で弁理士の五味和泰さんに、商標について深堀りしてもらう企画の第2弾。前回はスタートアップで良くある商標登録の失敗事例を語ってもらいましたが、今回は商標を使って新たなマーケットを作り出したスタートアップのお話です。 商標というと、自社の商品(サービス)と同じ名前だったり、紛らわしい名前を無断で使用できなくする権利を想像する人が多いと思います。しかし、今回ご紹介するのはちょっと意外な商標の使い方で、新たな市場を作り上げていきたいスタートアップの参考になりそうな事例となっています(聞き手・Coral Capitalパートナー兼編集長 西村賢) 五味和泰(ごみ・かずやす)cotobox株式会社 代表取締役。早稲田大学理工学部卒業。建設会社を経て、2005年にYKI国際特許事務
過去を振り返ってみると、あのときの自分の判断が正しかったと思える。あるいは、別の道を選んでおけばよかったと、後悔が募る。そんなことは、生きているとよく起きる。今、この瞬間の選択を「間違っていなかった」と将来の自分が語るために、とにかく走りきる。そうして得られるサンプルをもとに、また選択をする。こたえのない不安や悩みを抱えるような日には、そうして次の一歩を踏み出す。「正しいかどうかなんて、結果論でしかない。だから、僕は走りきることを念頭において、いつも選択してきました」そう語ってくれたのは、LeapMind株式会社(以下、LeapMind)の代表を務める松田総一氏(以下、松田氏)。組込みDeep Learning(*1)を身近に導入するための、トータルソリューション「DeLTA-Family」(*2)と、オープンソース「Blueoil」(*3)を提供している。技術に魅せられて、これまでのキャ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く