死刑制度を扱った漫画「モリのアサガオ」の作者として知られ、知人女性を暴行したとして強制わいせつや傷害などの罪に問われた漫画家郷田マモラ(本名・上之郷守)被告(50)は20日、東京地裁立川支部(深野英一裁判官)での初公判で起訴内容を認めた。 検察側は論告で「女性の人格を否定する極めて悪質な犯行」と指摘し、懲役3年を求刑。弁護側は「反省している」として執行猶予付きの判決を求め即日結審した。判決は27日。 被告人質問で、郷田被告は「3年ほど前から、思うように作品が書けないストレスやプレッシャーがあった。女性にひどいことをし、応援してくれた方を裏切ってしまい申し訳ない」と述べた。 起訴状によると、被告は今年4月、東京都国分寺市の自宅兼事務所で女性を脅してわいせつな行為をし、5月にも同じ女性を突き飛ばしてけがを負わせたとしている。(共同)