ミュージシャン兼俳優のピエール瀧容疑者(51)の逮捕をきっかけに、「マトリVS組対5課」のバトルが繰り広げられそうだ。大金星を挙げたのは“マトリ”こと関東信越厚生局麻薬取締部で、2度の失敗を乗り越えての「3度目の正直」だった。こうなると負けていられないのが、警視庁で薬物事犯を扱う組織犯罪対策第5課だ。マトリが瀧容疑者の内偵を開始した昨秋、組対5課はNHK紅白歌合戦に出場経験もある歌姫Xを捜査していたことが、本紙の取材でわかった。激震は収まりそうもない――。 瀧容疑者の逮捕で沸き返ったのがマトリだ。今月12日の夕方、仕事先から東京・世田谷区の自宅に戻った瀧容疑者を任意同行させ、その後の尿検査でコカインの陽性反応が出たのは周知の通り。 コカインの成分は使用後24時間程度で消えてしまうが、入念な行動確認の末に「このタイミングなら(陽性反応が)出る!」と確信を持って動いた結果の逮捕だった。 瀧容疑