今からちょうど4年前の12月5日に起きた「ナッツリターン事件」を覚えているだろうか。 “ナッツ姫”こと大韓航空の元副社長チョ・ヒョナ(趙顕娥)がニューヨーク発・仁川(インチョン)行きの大韓航空機のファーストクラスに搭乗した際、皿に盛られて出されるはずのナッツを袋のまま提供されたとして激怒。動き始めていた航空機をリターンさせて責任者を降ろし、仁川への到着を11分遅らせたという前代未聞の事件だ。 ナッツリターン事件以降、韓国ではナッツ姫ばかりでなく、財閥一族の傲慢さを指摘するメディアや世論の声が強さを増し、”財閥叩き”が加速した。そしてその流れは、「ナッツリターン事件」から4年が過ぎた今も変わっていない。 10歳の“小さなナッツ姫”が登場!?例えばつい先日も、韓国の代表的メディア『朝鮮日報』社長の孫娘の暴言が議論を巻き起こした。10歳の小学生が50代の運転手に「お前はクビ」「死んでほしい」など