近年、「中年フリーター」が問題となっている。 かつて、就職氷河期に就職に失敗し、非正規雇用となったフリーターが年齢を重ねていき、ついには「中年フリーター」となってしまった。彼らの将来が危ぶまれているのである。 しかし、「中年フリーター」に対しては、「バッシング」ともとれる言説も見受けられる。それは、90年代に流行した「パラサイト・シングル」と混同した見方である。 「パラサイト・シングル」とは、若者がいつまでも親元を離れず、親の援助を受けて「リッチ」な生活を送っており、それが少子化や不況の原因だとする議論だ。 あるいは、「親に依存しているために、まじめに正社員として働こうとしない若者」というニュアンスも含まれている。 この「パラサイト・シングル」の見方の延長で近年の「中年フリーター」問題をとらえると、次のようになってしまう。 '''「中年フリーター」は親に「パラサイト」しており(あるいはして
2月に執筆した記事『シラバスの厳格化と「生活費はバイトで稼いで」と言う保護者の間で詰む学生が出る』には多くの反応がありました。大学関係者から「学生にはしっかり学んでほしいが、学費や生活費のために睡眠時間を削ってアルバイトをして苦しんでいるのがよく分かるので厳しく言えない」との声もありました。大学に対する「レジャーランド」イメージは学生だけでなく、熱心な教員も苦しめています。ただ、最も伝えたかった保護者世代にはあまり伝わっておらず、反応もそれほどありませんでした。実は「詰む学生」の保護者の年収が決して低いわけではないのです。 保護者の準備が圧倒的に足りないはてな匿名ダイアリーに昨年このような投稿がありました。投稿者は50歳で収入は約700万円で、パート収入を加えれば世帯年収は約800万です。 パートタイマーで働いてくれている嫁が1人と子供が3人いて家計が火の車なのは確かです。ってか借金地獄。
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