イベントは行政から民間まで特定地域で活動する人が一体となって街の活性化に取り組む「エリアマネジメント」の実証実験として開く。さいたま市や第三セクター、さいたまアリーナ(さいたま市)、駅近くの商業施設「コクーンシティ」を運営する片倉工業などで構成する実行委員会が主催する。 さいたま新都心地区は旧国鉄操車場跡地に国の出先機関が東京都から移転し、2000年に街開きした。16~17年には2つの病院が開業したほか、JR東日本がホテルが入った複合ビルを開業。街開きから18年経過し、人口や乗降客数(1日当たり約11万人)は増加傾向だ。 ただ、街にくつろげるスペースや夜間に飲食を楽しめる場所が少なく、直行直帰する人が多いという。駅前の広いデッキでどんなイベントや場所づくりに取り組んでほしいかを聞き取り調査し、活用策を探る。実行委は「公共空間の活用を通して、にぎわいにつながる街づくりを進めたい」という。 さ