愛媛県を拠点に活動するアイドルグループに所属していた少女が自殺したのは、所属事務所のパワハラや過重労働が原因として、遺族が事務所側に計約9200万円の損害賠償を求める訴えを12日に松山地裁に起こすことが分かった。 少女は松山市の大本萌景(ほのか)さん=当時(16)。平成27年から農業の魅力を伝えるご当地アイドル「愛(え)の葉(は)Girls」メンバーで、リーダーだった今年3月、自宅で自殺しているのが見つかった。 弁護団によると、グループの拘束時間は早朝から未明にわたる日もあり、学業との両立に悩んだ大本さんが、所属会社の「hプロジェクト」に脱退の意向を伝えると、スタッフからLINE(ライン)で「次また寝ぼけたことを言い出したらブン殴る」などのメッセージが送られたという。