次期アメリカ合衆国大統領としてバラック・フセイン・オバマ・ジュニアが選ばれた。名前が似ているということで福井県小浜市がオバマを応援して話題にもなったが、もちろんオバマは小浜と何のゆかりもない。 そこでオバマ大統領の名前の語源を調べてみた。あわせて、オバマの父方の系譜がケニアからスーダンにたどり着くこともわかってきた。 ■オバマの父=ルオ族とスーダン オバマの父(バラック・フセイン・オバマ・シニア)の出身地は、ケニア共和国ニャンザ州シアヤ県ニャンゴマ・コゲロ村である。そして、オバマの父は「ルオ族」である。 ルオ族はケニアで三番目に大きな民族グループであり、主としてニャンザ州西部に居住している。 ルオ族の有名な歴史家Bethwell Allan Ogotの著書 "History of the Southern Luo: Volume 1 Migration and Settlement"(南ル