山田 久美 科学技術ジャーナリスト 早稲田大学教育学部数学科出身。都市銀行システム開発部を経て現職。2005年3月、東京理科大学大学院修了(技術経営修士)。サイエンス&テクノロジー、技術経営関連の記事を中心に執筆活動を行っている。 この著者の記事を見る
塩分と死亡の関係 前向きコホート研究(O'Donnell , 2014年) *2 塩分少ないほうが総死亡・心血管死亡が多い 塩分は少ないほうが体にいい? 今週のNew England Journal of Medicine誌 *1は食塩に関する論文がまとまって掲載されていました。 その中からひとつ、ご紹介します。 塩分と死亡の関係 前向きコホート研究(O'Donnell , 2014年) *2 P▶ 早朝尿サンプルのとれた10万人の参加者について E▶ 尿中ナトリウム・カリウム排泄量は C▶ O▶ 総死亡+心血管死亡の予後因子となるか T▶ 予後、前向きコホート研究 《結果》※※ 17カ国、101,945人が対象。尿中ナトリウム・カリウム排泄量はKawasaki formulaによる推定値。尿中排泄量推定値の平均はナトリウム 4.93g/日、カリウム 2.12g/日。 尿中ナトリウム排泄量
厚生労働省は、海外からの観光客誘致の一環として政府内で検討が進むカジノ解禁に関し、ギャンブル依存症患者が増加する懸念があるとして、日本人の利用を認めないよう求めていく方針だ。安倍政権は内閣官房に検討チームを設け、米国やシンガポールなどの先進事例の調査に乗り出しているが、同省は関係府省に対し、解禁の場合も利用者は外国人観光客に限るよう働き掛ける。 2013年に日本を訪れた外国人観光客は1000万人を超えた。東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に向けてさらに増える見通しで、政府は加速させようと、五輪に間に合うようカジノ整備ができないか検討中。6月に改定された成長戦略でも、カジノ解禁の検討が明記された。 厚労省は、観光立国推進のためのカジノ整備自体には反対していない。一方で、依存症などの精神疾患対策を所管する立場から、カジノ解禁によってギャンブル依存症患者が増える事態を懸念。それを避ける
あなたは楽観的な性格だろうか?それとも悲観的な性格だろうか?自覚してはいるのだが、私はかなり悲観的性格である。本書に掲載されている「改訂版楽観性尺度-LOT-R」でも、その数値は悲観的性格を表す9点という結果であった。平均的な人たちは15点前後で、緩やかな楽観主義に分類されるらしい。最大点は24点で最小は0点だ。点数が高いほど楽観的で低いほど悲観的な性格であるらしい。 本書によると、人の楽観や悲観といった性格が、人生に対する幸福感や社交性、問題に対処する場合の粘り強さと社会的成功、また寿命にまで大きな影響を与えているというから、何とも心を冷え込ませる結果だ。 だが、私と同じく悲観的性格を自任する人々に朗報だ。本書には最新の脳科学によって悲観的性格を理解し克服していくヒントが記されている。また、楽観的性格の人も油断してはいけない。人の脳はいとも簡単に楽観的な性格を悲観的性格へと変容させるのだ
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