マンガやアニメに登場する「すごいアイテム」は数多あるけど、なかでもすごいのは『ドラえもん』のタケコプターだ。 小さなプロペラを頭につけて、気軽に空を飛ぶ。のび太の部屋の窓からでもホイホイ飛んでいける。22世紀からやってきたドラえもんは、ひみつ道具をいっぱい持っているけど、シンプルで便利なアイテムという意味では、これが№1だろう。 にもかかわらず、実際にタケコプターが開発されたという話は聞かない。「タケコプター」というからには「竹トンボ+ヘリコプター」の発想なのだろうが、もちろん竹トンボもヘリコプターも実際に飛んでいる。 するとタケコプターだって飛べそうな気がするのだが、なぜこれは実現しないのか? タケコプターには、何か問題があるのだろうか? ◆タケコプターの問題点 タケコプターとヘリコプターの明らかな違いは、プロペラの大きさだ。ヘリコプターには、機体よりずっと大きなローターがついている。こ