オーストラリア森林火災 (オーストラリアしんりんかさい)は、2019年9月より多発化し、2020年2月まで続いたオーストラリアの大規模森林火災。 概要[編集] オーストラリアではほぼ毎年のように森林火災が発生しているが、特に2019年は、平均降水量が観測史上最も少なく空気が乾燥していたのに加え、平均気温も過去最高を記録し、12月には記録的な熱波が到来するなど、火災が発生・拡大しやすい条件が整っていた[6][7][8][9]。2019年9月頃から南東部のニューサウスウェールズ州を中心に頻発するようになった森林火災は[10]、乾燥・高温・強風の条件が重なり全国的に猛威を振るった。夏季のピークとなる1月・2月を前にして既に被害は甚大であり、2020年1月11日には、類焼面積10,700,000ヘクタール(107,000平方キロメートル[注 1])以上、建物被害5,900棟以上(うち住宅2,204