タグ

ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (300)

  • 「コロナ禍」はいつまで続く?:2022年終息説ほかいくつかのシナリオ

    COVID-19による緊急事態宣言下の自粛要請はいずれ終わる。その出口は、早いか遅いかの違いで必ずやってくる。 稿をまとめている2020年5月なかばにおいては、日の39県ですでに緊急事態宣言が解除されており、残りの8都道府県でのみ継続中だ。遠からず感染の収束が確認されたら、すべての都道府県で解除されることになるだろう。 しかし自粛要請が終わったからといって、すぐにかつての日常が戻ってくるわけではない。当面、ぼくたちは、行動を変容させた「新しい日常」の中で、「コロナ禍」と付き合っていくことになる。 では、それはいつまでだろう。 答えは、多くの人が気づいているように、「最短でも1年以上」だ。 「ワクチンか画期的な治療薬が開発されて、広く使われるようになれば、究極的な解決、といえるかもしれません。でも、それには最短でも1年半から2年かかります。それに、ワクチンができない感染症も多いので、CO

    「コロナ禍」はいつまで続く?:2022年終息説ほかいくつかのシナリオ
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/05/21
    "学校を閉鎖するなら大人も一緒にやる必要があります"/21.01.25追記 そえばこんな説あったか。
  • 第114回 新型コロナがむしばむ睡眠やメンタルヘルスの深刻度

    SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上では、日々、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する膨大な記事が投稿されている。その中にはCOVID-19に対する恐怖、不安、自粛疲れなど、いわゆるメンタルヘルス(こころの健康)に関するものが少なくない。 当初は新型コロナウイルスに関する啓発的な情報や感染対策の手法など前向きな話題から始まり、次いで自粛やソーシャルディスタンスによる日々の生活の不便さなどに関心が移った。ところが最近では心身の不調や将来的な不安、心配などのテーマが多く、沈ムードが高まってきたのを実感する。 実際、東京大学の研究者がそのことを示唆するデータを公開した。NHKなどの報道によると、感染が話題になり始めた今年1月から緊急事態宣言が出された4月までの3カ月間に、SNSに投稿された新型コロナウイルスに関する記事およそ1億件を分析したところ、「ストレス」や「う

    第114回 新型コロナがむしばむ睡眠やメンタルヘルスの深刻度
  • 新型コロナ、クラスター対策と「8割減」の本当の意味

    「リスクコミュニケーションの専門家からの提案に従って出したのであろう介入効果の予測グラフを深読みして、それがすべてであるかのような批判を見ますが、完全に的外れだと思います。あの背景にもっと緻密なデータに基づいたモデルが構築されていることは、これまで対策班の構成員が発表してきた論文を見れば当然分かるはずなんです。夜の街のなかなか接触を減らせない人たちがいて、さらに病院クラスター、介護施設クラスター、デイサービスクラスターなども、接触を減らせないとしたら、他をどれだけ減らさなきゃいけないかを考えているんですよね。それが、今は8割減らさなくちゃダメなんだという計算なんだと思います」 ぼくも西浦さんや押谷さんの仕事を、それこそSARSの後から15年以上にわたり見聞きする機会があり、中澤さんと同じ感覚だ。しかし、今、対策班のメンバーが現状分析と政府への提言の作業で手一杯で、論文として発表したり(査読

    新型コロナ、クラスター対策と「8割減」の本当の意味
  • ジャガーがワニをとらえた決定的瞬間、15秒の早業

    「スカーフェイス」という名のオスのジャガーがワニに襲い掛かり、一気に仕留めた瞬間。ブラジル、マットグロッソ州のパンタナール川で。(PHOTOGRAPH BY STEVE WINTER, NATIONAL GEOGRAPHIC) 大型のネコ科動物を専門とする写真家のスティーブ・ウィンター氏は、ジャガーを撮影するため、2016年にブラジルのパンタナール大湿原を訪れた。そこで、「スカーフェイス」という名のオスのジャガーが獲物をとらえる驚異の瞬間を撮影する機会に恵まれた。(参考記事:「中南米に残るジャガー信仰、人をのみ込む秘薬」) ウィンター氏は、10歳になるスカーフェイスを4日間休みなく追い続けていた。映像カメラマンのバーティー・グレゴリー氏とともに、ブラジルの蒼とした森を切り裂く川を船で下りながら、ジャガーが獲物に飛びかかっては逃げられる様子を何度も観察した。もう、狩りの瞬間を撮影することは

    ジャガーがワニをとらえた決定的瞬間、15秒の早業
  • 新型コロナの治療薬や「BCG仮説」で気をつけたいこと

    「これから開発されるような新薬がこのパンデミックに間に合う可能性はあまりないので、既存の薬の中で効くものがあるのか調べるのが大事です。日政府は、インフルエンザの抗ウイルス薬、アビガン推しですよね。でも、プレプリントサーバ(論文が査読を受ける前の段階で公開するサーバ)に載っている論文(※1)を見てみると、最初は効くという話だったのに、アップデートされていて、結局は治癒には影響しないというふうに変わっていました。治癒には影響なくても、熱と咳は1.7日くらい早くおさまる、という結果です。今のところ単一群での報告ですから、きちんとした研究が必要ですね」 単一群というのは、まさに「薬を飲んだ人たち」だけを見ていて、「薬を飲まなかった」対照群を設定していない。前項でみた症例対照研究では、すでに起きたことを振り返る「後向き」の研究ながら、きちんと対照群を設けるものだった。 一方で、こういったアビガンで

    新型コロナの治療薬や「BCG仮説」で気をつけたいこと
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/05/15
    "風邪薬と同じで、症状は和らげるけど、治癒には寄与しない"
  • 緊急事態解除後のオフィスはどう変わる?

    米B+Hアーキテクツ社のシアトルオフィス。デスクは「ベンチング」と呼ばれるスタイルで、横に並べられている。 (PHOTOGRAPH BY RUTH FREMSON, THE NEW YORK TIMES VIA REDUX) 新型コロナウイルスの影響で閉鎖となった職場をどのように再開させるか、様々な議論がなされているが、これを機にオープンなオフィスレイアウトが時代遅れになるかもしれない。間仕切りのない空間に人がひしめき合うオープンオフィスでは、気が散る、煩わしい、などの不満に加えて、今や健康被害への危険性が高まっているからだ。 「(新型コロナウイルスのアウトブレイク)以前にも、おしゃべりな同僚から少し離れたくて、角のデスクへの移動を申請したことがあります」。そう話すのは、米テキサス州の保険代理店に勤めるエイラ・ラリック氏だ。テキサス州で不要不急ビジネスの再開が可能となるのに伴い、5月1日か

    緊急事態解除後のオフィスはどう変わる?
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/05/13
    "次にオフィスへ行った時には、私たちのオフィスに対する考え方は変わっているはずです"
  • 適切な専門家に聞く「新型コロナ」の読み解き方

    今年(2020年)になって、にわかに注目され、3月以降、世界的な一大問題になった新型コロナウイルス感染症COVID-19は、いまや日に住むぼくたちの生活にも大きな影響を及ぼしている。WEBナショジオのような科学系サイトのアクセスランキングを見ても、トップページに表示される1位から5位まですべてが、「コロナ関連」であることも珍しくない。おそらくは、100年後の世界史の教科書に、時代の変化の契機として項目が立つかもしれないと言っても、多くの人が合意するのではないだろうか。 そんな中で、報道の科学的な側面がどれだけ適切なものか懸念を覚えることが多い。おそらく理由の一つは、誰もが関心を持つこのパンデミックとその対策について、専門家に解説を求めようにも、その専門家からして手薄だということに起因する。例えば、テレビの情報番組に専門家枠で登壇するコメンテーターが「実は専門家ではない」問題は、今回につい

    適切な専門家に聞く「新型コロナ」の読み解き方
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/05/13
    "「実は専門家ではない」問題","人類と病原体の共進化","人工のものというのはまず100パーセント否定してよい"
  • 第1回 不老不死と狂気から始まったアンチエイジング

    そして1993年には米国アンチエイジング医学会(A4M)が12人の医師によって設立され、今では105か国、2万人を超える会員(85%が医師)を持つ大きな医学会になっている。日でも2001年に日抗加齢医学会が20人で設立され、現在では7800人の会員を擁している。 老化は避けられる病気、アンチエイジング医学が確立 米国アンチエイジング医学会が「老化は避けられる病気」と定義づけしたことにより、抗老化に関する医学研究がさかんになり、アンチエイジング医学(医療)が確立された。 そもそもなぜ老化が起きるのか? 老化の原因に関する仮説を紹介すると、大半は「活性酸素説」をベースにしている。つまり細胞でエネルギーを作り出すときに、どうしても発生してしまう活性酸素が細胞を傷つけて老化させるという説だ(最近では活性酸素が原因ではないとする説もある)。 さらにその影響で老化が進行する。それがホルモン分泌が低

    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/05/03
    "どれに影響されるかは、個人の特性と生活習慣による"
  • ワクチンはなぜ重要なのか? その歴史と仕組み

    ビジュアル パンデミック・マップ 伝染病の起源・拡大・根絶の歴史 ささいなきっかけで、ある日、爆発的に広がる。伝染病はどのように世界に広がり、いかに人類を蹂躙したのか。地図と図版とともにやさしく解き明かす。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:2,860円(税込) amazon 楽天ブックス

    ワクチンはなぜ重要なのか? その歴史と仕組み
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/04/15
    “どの種類のワクチンが最も有効であり、いつごろ完成するのかを論じるのは時期尚早だ。 ”
  • においや味がしない! 新型コロナの可能性は、専門医に聞いた

    ドレスデン(ドイツ)のエルベ川の岸辺で桜の花のにおいを嗅ぐマスク姿の女性。(PHOTOGRAPH BY ROBERT MICHAEL, PICTURE ALLIANCE VIA GETTY IMAGES) ある日突然、ガーリックトーストの強烈なにおいがわからなくなった? シャワージェルのフレッシュな香りがしなくなった? 最近、嗅覚の喪失が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状の1つであることを示唆する報告が相次いでいる。だが、科学者たちはまだ何も断定はできないと考えている。 米国耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会は、世界中から「事例証拠」が寄せられていることを受け、無嗅覚症やそれに関連した嗅覚障害が、新型コロナ感染症の選別に利用できるかもしれないとする声明を出した。同学会によると、ウイルス検査で陽性になったが、嗅覚の喪失や低下のほかに症状がない人々の報告が増えているという。 一方、医学

    においや味がしない! 新型コロナの可能性は、専門医に聞いた
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/04/14
    確かに、普通の風邪でも嗅覚・味覚がおかしくなることは多い。
  • 新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究

    フランス、グルノーブルにある高さ約100mの塔の近くにある熱供給プラント(左奥)から、煙が雲よりも高く立ちのぼっている。(PHOTOGRAPH BY FRANCOIS HENRY, REA/REDUX) 世界中で猛威をふるう新型コロナウイルスは、医療崩壊から極端な貧富の格差まで、現代社会の弱点を突きながら拡散している。しかし、無視されがちなある大問題との関係は、少々複雑だ。それは、大気汚染がパンデミック(世界的な大流行)を悪化させた一方、そのおかげで、一時的でも空がきれいになっているということだ。 米ハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の研究者が、1の論文を公開した。査読を受けて学術誌に発表されたものではないが、それによると、PM2.5と呼ばれる微粒子状の大気汚染物質を長年吸い込んできた人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡率が大幅に高くなるという。 大気汚染

    新型コロナの死亡率、大気汚染で悪化と判明、研究
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/04/11
    ヤニ(たばこ、喫煙)も死亡率を押し上げるらしいしね。
  • ジンベエザメは100歳まで生きるかもしれない、研究

    ユカタン半島沖を泳ぐジンベエザメ。体重は最大22トンほどになると考えられている。(PHOTOGRAPH BY BRIAN J. SKERRY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 体長が最大18メートルにもなるジンベエザメは、海に暮らす世界最大の魚類だ。白い斑点と縞模様の美しさも、海中でひときわ目を引く。世界中の温暖な海に生息し、エコツーリズムでも人気が高いジンベエザメだが、その生態はまだわからないことだらけだ。実際、その寿命すらよくわかっていない。 最近の研究では、サメの仲間の驚くべき寿命が明らかになっている。たとえば、ニシオンデンザメは300年以上生きるという。これは地球上の脊椎動物の寿命としては最長だ。(参考記事:「約400歳のサメが見つかる、脊椎動物で最も長寿」) このような発見が可能になった背景には、サメの年齢を計測する方法の発達がある。たとえば、サメの骨格に含ま

    ジンベエザメは100歳まで生きるかもしれない、研究
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2020/04/11
    ♪ジンベエザメたち長生きだ~
  • ペスト医師、奇妙な「くちばしマスク」の理由

    1656年に描かれたローマの医師。ヨーロッパにおける17世紀のペストの大流行の際、医師は、クチバシ付きマスク、革手袋、長いコートを着用し、感染を防ごうとした。不吉で象徴的なその姿は、今日でもよく知られている。(PHOTOGRAPH BY ARTEFACT, ALAMY) ペストはかつて、世界で最も恐れられていた病気だった。止める術などわかりようもないパンデミック(世界的な大流行)が発生し、何億もの人々が亡くなった。犠牲者は、リンパ節が腫れあがって痛み、皮膚が黒ずむなど、悲惨な症状に苦しめられた。(参考記事:「「黒死病」はネズミのせいではなかった?最新研究」) 17世紀のヨーロッパでは、ペストの治療にあたる医師たちは、独特な防護服を身にまとい、鳥のクチバシのようなものが付いたマスクを着用していた。以来、この格好は不吉なイメージを帯びるようになるが、それにしてもなぜこんな形のマスクを使ったのだ

    ペスト医師、奇妙な「くちばしマスク」の理由
  • バレンタインデーの起源 実は野蛮で残酷だった?

    雪に覆われた大地を飛び立つハート形の熱気球。2月14日は世界の人々がロマンチックな愛を祝うバレンタインデー。だがその起源は残酷な儀式だったかもしれない。(Photograph by Alexey Sizov / EyeEm/Getty) ロマンチックなカップルがギフトや感謝の印を贈り合うバレンタインデー。そう、2月14日は愛の日だ。 バレンタインデーそのものはよく知られている。手書きのカード、ハートのチョコレート、赤いバラは定番で、毎年2月14日が近づくと、コンビニなどでも販売される。 しかし、バレンタインデーの起源については謎が多い。詳細は時とともに失われ、ロマンチストたちが歴史を語るたびにねじ曲げられてきた。諸説あるだけでなく、由来とされる同じ名前の聖人は少なくとも2人いる。それでは、バレンタインデーについてわかっていることを紹介しよう。(参考記事:「バレンタインチョコをいただく前に」

    バレンタインデーの起源 実は野蛮で残酷だった?
  • 現生人類に残るネアンデルタールDNA

    ネアンデルタール人と現代人の解剖学的比較。 Photograph Joe McNally, National Geographic 約6万年前にアフリカを出た現生人類は、眉毛が太くたくましいネアンデルタール人とユーラシア大陸で出会う。この2種類の人類には、交雑があったことが確認されている。非アフリカ系の現代人が、DNAの1〜4%をネアンデルタール人から受け継いでいるからだ。「Nature」誌と「Science」誌に発表された最新の研究によると、わずか1〜4%とはいえ、そのゲノムは重大な影響力を保持している可能性が高いという。 特にその影響は、皮膚や毛髪の遺伝情報が絡んだ領域などに出やすい。ネアンデルタール人の遺伝子に何らかのメリットがあったからこそ、世代を超えて受け継がれてきたと考えられる。 「アフリカを出た現生人類がネアンデルタール人と出会い、交雑したときに、新天地の気候条件に合った遺伝

    現生人類に残るネアンデルタールDNA
  • 犬は人に「戦略的なウソ」をつく、実験で証明

    ジャーマン・シェパードのルーマーにごほうびをあげる調教師のケント・ボイルズ氏。ルーマーは第141回ウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショーでベスト・イン・ショー(最優秀賞)を受賞した。(PHOTOGRAPH BY MARY ALTAFFER/AP) イヌは経験を通じて学習し、戦略的にウソをつくことができるという論文が、学術サイト『Animal Cognition』に発表された。 スイス、チューリッヒ大学の研究者マリアン・ヘバーライン氏は、自分の飼いイヌたちがとる奇妙な行動に興味をもった。1匹がもう1匹の注意をそらし、その隙に相手の寝床を奪おうとしたのだ。これを見たヘバーライン氏は、イヌは人間に対してもこうした狡猾な行動をとるのだろうかと考えた。 利益が最大になる戦略を選ぶ 論文に記載された実験は以下のようなものだ。 イヌは見知らぬ2人の人間とパートナーとなる。2人のうち1人はごほうび

    犬は人に「戦略的なウソ」をつく、実験で証明
  • イヌは品種によって脳の構造も違う、お役目と関連

    人間はイヌの進化にさまざまな影響を与えてきた。彼らの脳も例外ではなかったことが最新の研究で判明した。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 小さなチワワからどっしりとしたセントバーナードまで、世界には数百にのぼるイヌの品種が存在する。これは何世紀にもわたって人間が行ってきた選択的交配の成果だ。イヌの体格や気性がこれほどまでに多様化してきたことを考えれば、彼らの体だけでなく、脳にも違いがあっても意外ではないだろう。 33品種を対象に、MRIによるスキャンを行った新たな研究によると、どのような品種改良が加えられたかに応じて、イヌの脳の構造が異なることが明らかになった。この論文は9月2日付けの学術誌「Journal of Neuroscience」に発表された。(参考記事:「犬の遺伝子を科学する」) たとえば、ラサアプソなど小

    イヌは品種によって脳の構造も違う、お役目と関連
  • 痛いという感覚がわからない「無痛症」とは

    身体的な痛みをまったく感じない無痛症の人はごくまれにいる。研究者たちはこうしたケースを手がかりに、痛みの遺伝的なメカニズムを探ろうとしている。

    痛いという感覚がわからない「無痛症」とは
  • 火星に活断層帯、初めて発見、M3〜4の地震を観測

    2018年1月に欧州宇宙機関(ESA)の火星探査機マーズ・エクスプレス・オービターが撮影した、火星の赤道付近にあるケルベロス地溝帯の一部。大小のクレーターに覆われた火星の表面に、数の深い亀裂が走っている。(IMAGE BY ESA) はるか遠く火星の埃っぽい表面に、ロボット地質学者が一人、地震による地下のかすかな響きに耳をすましている。赤い惑星の脈を聞くその耳は非常に敏感で、風がヒューヒュー吹く音や、つむじ風の低音や、地殻がひび割れる音など、多くの振動を拾うことができる。 2018年11月に火星に着陸したNASAの探査機インサイトが観測するシグナルの大半は、ぼんやりしたさざめきのようなものだ。だがその中に、大きく明瞭な振動が2つあった。科学者たちが震源を特定したところ、火星で初めて活断層帯が見つかった。成果は米地球物理学連合(AGU)の年次大会で2019年12月12日に発表された。 科学

    火星に活断層帯、初めて発見、M3〜4の地震を観測
  • 遺伝子組み換えブタ、海の生物を救う?

    遺伝子組み換えで生まれた“エンバイロピッグ(Enviropig)”。環境に優しい遺伝子を子孫に残すことができるという。 Photograph by Cecil W. Forsberg カナダ政府当局はこのほど、尿と糞に含まれるリンが通常のブタの65%以下という遺伝子組み換えブタの生産を条件付きで認可したと発表した。 動物の排泄物に含まれるリンは、湖、川、川の河口付近で“水の華”と呼ばれる藻の異常繁殖が発生する一因となることがある。このような藻の大量発生によって水中の酸素が急速に奪われ、魚類などの水生生物が生きられない広大な酸欠海域、いわゆる“デッドゾーン”ができる。そのため、水中の生き物にとってこのブタの認可は朗報となるかもしれない。 “エンバイロピッグ(Enviropig)”と名付けられたこの遺伝子組み換えブタは先月、管理された研究環境下での飼育をカナダ環境省から認可され、1つの高いハー

    遺伝子組み換えブタ、海の生物を救う?