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ブックマーク / naturalist2008.hatenablog.com (4)

  • 島の生物地理学の理論:ウィルソンによる回想 - むしのみち

    昨日紹介した書籍「The Theory of Island Biogeography Revisited(島の生物地理学理論の再検討)」について。編者による序文を読むと、2007年に「The Theory of Island Biogeography(島の生物地理学の理論)」出版40周年としてハーバード大学にてシンポジウムが行われ、その講演者による寄稿によって編まれたということだそうです。 The Theory of Island Biogeography at 40: Impacts and Prospects to be held October 5-6, 2007. http://network.nature.com/groups/zoology/forum/topics/2496 開催場所であるハーバード大学の比較動物学博物館は、ウィルソンと編者のLososの勤め先でもあります。

  • ニュージーランド沈没説 - むしのみち

    過去の超大陸ゴンドワナは、プレートに乗って現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、南極大陸、インド亜大陸、オーストラリア大陸などに分かれました。もともとゴンドワナ大陸に生息していた生物はそれぞれの島で絶滅したり、または独自に進化していきました。オーストラリアの有袋類はその例の一つです。ニュージーランドもまたこのゴンドワナ大陸の一部であったことはよく知られています(およそ8000万年前に分断)。また、ゴンドワナ大陸から分かれた後は、ジーランディア(Zealandia)と呼ばれる(亜)大陸の一部であったようです(下図参照)。同じ島国として何かと比較される日列島も、ユーラシア大陸の一部であったわけですが。 黄色の点線が過去の大陸 Zealandiaを示す(画像はGoogleより) しかし、ニュージーランドの生物相は、オーストラリア大陸や他の日のような大陸(陸橋)島とは全く異なり、コウモリ以外の在

    ニュージーランド沈没説 - むしのみち
  • 最大最悪の外来種 - むしのみち

    ハワイでも雨上がりにはしばしばアフリカマイマイ(英語でGiant African Snail)に出会います。日でも沖縄や小笠原では嫌と言うほど見る機会があるのですが、その他の地域の人には見慣れないカタツムリでしょう。 種は、名前からもわかるようにアフリカ大陸原産で、大きくなると大人の“こぶし”よりも大きい殻をまといます。軟体部も大きく、黒っぽい色がついていて、気持ち悪いと感じる人も多いでしょう。実際、広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)を体内に宿していることが多く、手で触れたまま物をべたりすると危険でもあります(人の体内に線虫が入ると、好酸球性髄膜炎 [こうさんきゅうせいずいまんくえん] などを引き起こし死に至ることもある)。 種は、もともと用(ちなみにフランス料理のエスカルゴもカタツムリの一種)や薬用としてさまざまな地域に意図的に導入されてきた経緯があります。 文献から

    最大最悪の外来種 - むしのみち
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/02/06
    無視できない存在になってしまった外来種。人間って勝手だね。
  • 査読という仕事 - むしのみち

    米国では、publish or perish、と言われるほど、研究者の仕事として論文を出版することは重要なことです。日でももちろん、研究費を使って得たデータに基づき、論文を書き、さらにその成果に基づいて研究費を申請します。よって、研究費獲得とその成果たる論文出版は、研究を進めていく両輪といえる重要な作業です。 一方で、論文は、それぞれの分野の専門誌や科学一般の雑誌に投稿して、審査を受け、価値が高いと判断されると掲載されます。この審査というのは、通常、同分野の研究者による査読(peer review)と呼ばれます。 では、この査読者(reviewer)というのは誰が決めるのかというと、それぞれの雑誌を運営する編集者たちです。通常、編集長(editor-in-chief)のもと、幾人かのsubject editorや、managing editorと呼ばれる編集者たちが行います。編集者を専門

    査読という仕事 - むしのみち
    takahiro_kihara
    takahiro_kihara 2009/01/23
    世界が狭いと、論文の審査も大変なんだ。
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