日本の食卓でもすっかりおなじみになったオリーブオイル。洋食から和食まで料理を選ばない深い味わいや高い健康効果で最近とても注目されています。 このオリーブオイル、実は野菜や果物、魚などと同様に“旬”があるそうです。詳しい話を日清オイリオグループ(株)の大貫朋美さんに伺いました。 食用油に“旬”があるというのは意識したことがありませんでしたが、どういうことなのでしょうか? 「オリーブの実は世界最大の産地スペインでは9月から翌年2月ぐらいまで、イタリア中・北部では10月後半から収穫が始まります。オリーブの実は木から離れた瞬間から傷みはじめます。しかも生で貯蔵することができないので、収穫したものは、すべて一気に搾って1年分のオイルにしてしまいます。 だからオリーブの実の収穫期がオリーブオイルの“旬”になるわけです。この“旬”のオイルが日本に入って来はじめるのが大体11~12月になります。そのため今