「ゴミに埋もれた異常な環境に放置し、極度の空腹で絶命した。生命をあまりに軽視している」。厚木市で昨年5月、斎藤理玖(りく)ちゃん=死亡当時(5)=の白骨遺体が見つかった事件の裁判員裁判の判決公判。横浜地裁の伊名波宏仁裁判長は22日、父親の斎藤幸裕被告(37)を、こう指弾した。所在不明の子供がクローズアップされるきっかけになった事件に、専門家は「児童虐待防止に行政が対応し切れていない。市民が一体となって防止に取り組むべき」と指摘。さらなる取り組みの必要性を訴えている。(川上朝栄、那須慎一) 救命する意思なし 斎藤被告はこれまでの公判で、「育児をどうしたら良いか分からない」と話し、理玖ちゃんがやせていたことは認識しながらも「事故のようなもの。死ぬとは思っていなかった」と殺意を否定していた。 判決公判で伊名波裁判長は「積極的に殺そうとする意欲は認められない」としながらも、「衰弱の発覚を恐れ、病院
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平成16年1月、茨城大農学部2年の原田実里(みさと)さん=当時(21)=が殺害された事件で、殺人などの罪に問われたフィリピン国籍のランパノ・ジェリコ・モリ被告(36)の裁判員裁判の判決公判が25日、水戸地裁で開かれ、小笠原義泰裁判長は「殺害に主体的に関与しており、刑事責任は重大だ」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。 判決理由で小笠原裁判長は「犯行態様は執拗(しつよう)、残虐で殺意の強固さも明らかだ」と指摘し、「若さや飲酒が犯行に影響した」として有期刑を求めた弁護側の主張を退けた。 判決によると、ランパノ被告は16年1月31日午前0時から同6時半ごろまでの間、フィリピン国籍の同僚だった男2人と共謀し、茨城県阿見町の路上で原田さんを車に連れ込み、同県美浦村の清明川に向かう車内で暴行を加えて首を絞め、川岸で首を刃物で複数回切り付けて殺害した。 県警は発生から13年以上が経過した昨年9月、遺体
市川市北方町4のNPO法人が運営する福祉宿泊施設「さくらグリーンハウス市川」で昨年8月、入所者の川久保儀子さん=当時(84)=を死亡させたとして、傷害致死と暴行の罪に問われた同施設の住み込み管理人だった無職、生田玲子被告(56)に千葉地裁(楡井英夫裁判長)は20日、「長い時間をかけ多数回にわたり暴行を加え、相当に執拗(しつよう)で悪質性が高い」として、懲役7年(求刑懲役10年)の判決を言い渡した。 楡井裁判長は判決理由で、遺体の全身に筋肉内出血が認められたことや、他の入所者に指示して川久保さんに水を掛けたり、足を押さえつけさせたりして暴行を続けたことから「攻撃の意思が強かった」と非難した。 一方で、入所者が施設のルールに違反したのを機に犯行に及んだとし「施設管理を1人で担う厳しい労働環境でストレスをため込み、突発的に過剰な暴行に至ったという面を否定できない」と指摘。興奮して暴行をエスカレー
兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、平野達彦被告(42)の裁判員裁判の判決公判が22日、神戸地裁で開かれた。長井秀典裁判長は被告の完全責任能力を認定。「全く落ち度のない5人の命を奪っており、その命をもって罪を償わせるほかない」として、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。 平野被告は「殺人を犯すように脳を支配されていた。冤罪(えんざい)だ」と主張。事件前、精神障害の影響で周囲に危害を加える恐れがあるとして2度、措置入院しており、事件当時の責任能力が最大の争点だった。 長井裁判長は判決理由で、被告が向精神薬を長年服用していたことによる精神疾患のため、被害者らが工作員として自分を攻撃している妄想を抱いたと指摘。しかし、犯行前後の行動が合理的で、犯行にも計画性があることから、殺害行為への疾患の影響は少なく、責任能力に問題はないとした。
千葉県芝山町の畑に平成27年、女性=当時(18)=を生き埋めにして殺害したなどとして、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた住居不定、無職の井出裕輝被告(22)の裁判員裁判の判決公判が10日、千葉地裁で開かれ、吉井隆平裁判長は求刑通り無期懲役を言い渡した。 起訴状によると、井出被告は27年4月19日夜、共犯の元少女(20)や中野翔太被告(22)=いずれも強盗殺人罪などで1審無期懲役、控訴=らと共謀し、千葉市中央区の路上で女性を乗用車に乗せ、両手足を緊縛するなどして監禁。車内で財布やバッグを奪い、翌20日未明、同県芝山町の畑に掘ってあった穴に女性を入れて土砂で生き埋めにし、殺害したとしている。 公判で井出被告は「逮捕監禁については間違いないが、強盗殺人などについては否認する」と、起訴内容を一部否認していた。 弁護側は、少女と物の貸し借りをめぐってトラブルになった女性を脅すのが目的で、「女性が死
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