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ブックマーク / xtech.nikkei.com (149)

  • 変わるインターネットのパワーバランス

    普段、Webサイトを閲覧しているぶんにはほとんど意識しないが、実はインターネットはAS(Autonomous System)と呼ばれる大規模なネットワーク同士が相互接続することで成り立っている。厳密には違うのだが、ここではひとまず「一般にASはインターネット・サービス・プロバイダーであることが多い」と思っていただきたい。 相互接続の条件はASの力関係によって変わってくる。この『力』の定義が変化しつつある。有力なコンテンツを持つASの力が大きくなっているというのだ。 接続形態は「トランジット」と「ピアリング」 ASの力関係の話に入る前に、ASについてもう少し詳しく見ていこう。 各ASはインターネット上で一意のAS番号を持ち、互いに「どのASの先にどのASがつながっている」という情報(経路情報)を交換する。結果的にすべてのASすなわちインターネットへのアクセスが可能になる仕組みだ。 AS同士の

    変わるインターネットのパワーバランス
  • 子会社

    「冗談じゃァねェ、ええっ、次郎さんよ。一体、この会社、子会社をどう思ってるんだィ!」。開発部長、何やら、えらい剣幕ですヨ。よほど、ひどい話なんでしょうナ。「大体、生みの親なら、子をかわいがる、育てようってェのが普通じゃねェか。それを、足を引っ張るような、そんなべらぼうな話、聞いたことァないゼェ!」。どうやら、子会社にとっては不利になるような話が進んでいるようです。 「どう考えても負担が増えるだけ、何も選択肢がない子会社に、そんな無理じいするなんて、この会社、良心てェもんがないのかヨ!」。まあ、親会社が両親(※良心)そろっているとは限らないのですが…、なんてシャレを言ってる暇はありませんゾ。深刻ですよ、この話。 ※ 「リョウシン」のシャレです。すみません。 当は撤退したいある事業。それを体から切り離し、子会社に押し付けようてェことなんです。そりゃァ、子会社としては大変ですワナ。何とかひね

    子会社
  • 前原国交相が反論、高速新料金見直しに「二律背反だ」

    6月に導入する予定の高速道路の新料金制度をめぐって、政府・与党が迷走している。民主党の小沢一郎幹事長が新料金制度を「無料化どころか値上げになる」などと批判したことについて、前原誠司国土交通相は4月23日の会見で、「建設促進を要望しておきながら値段が上がってはいかん、というのは二律背反だ」と反論。小沢氏に対する強い不快感を表明した。

    前原国交相が反論、高速新料金見直しに「二律背反だ」
  • Android搭載電子書籍端末「Alex」、ハフトテクノロジーが日本で発売へ

    ハフトテクノロジーは、米Spring Design製電子書籍端末「Alex」を2010年夏にも日国内で発売する。Alexは米国で4月14日に発売された、Android搭載電子書籍端末。 Alexは6インチのE Ink製白黒電子ペーパー画面(解像度600×800ピクセル)と、3.5インチのタッチパネル型液晶画面(320×480ピクセル)を備える。タッチパネル液晶はほぼオリジナルのAndroid画面になっており、Webサイトを閲覧したり、Android Marketからアプリケーションをダウンロードして動作させたりすることができる。 ネットワークは無線LANを使用する。大きさは120×225×14ミリ、重さは310グラム。閲覧できる文書フォーマットはePub、PDFHTML、txt形式。日国内での価格は未定だが、米国では399ドルで販売している。 ハフトテクノロジーはAlexを、4月2

    Android搭載電子書籍端末「Alex」、ハフトテクノロジーが日本で発売へ
  • クラウドコンピューティングにおけるサーバー仮想化技術

    前回までで、「プライベートクラウドとは何か」ということを説明しました。プライベートクラウドを構築するには、さまざまな技術が必要になります。その代表はサーバー仮想化技術です。プライベートクラウドを構築するという視点から、サーバー仮想化技術の基を説明します。 サーバー仮想化の基 一般的な仮想化の定義は、「CPU、メモリー、ディスク、ネットワークなどを物理的な構成に依存することなく柔軟に分割して利用したり、統合して利用したりすること」です。仮想技術を利用することで、ITインフラストラクチャーを物理的な視点ではなく、論理的な視点からとらえることができます。これにより、システムを業務単位で考えなくてもよくなります。 仮想化の歴史は1960年代の後半から始まりました。システム資源の中で、最も重要で高価だったメモリーの仮想化がその始まりです。プログラムの実行にはメモリーが必要です。しかし、メモリーデ

    クラウドコンピューティングにおけるサーバー仮想化技術
  • いよいよ仮想化環境の構成を検討

    宮原 徹 日仮想化技術 既存の物理環境における必要リソース量の把握が完了したら、次はいよいよ移行先となる仮想化環境のシステム構成を具体的に検討していく。ここでシステム構成をしっかり検討できれば、省電力化のシミュレーションも容易である。 CPU構成の検討 CPUはクロック数によって価格が大きく変わるが、仮想マシン1台1台に高いクロック性能が要求されない場合、低いクロック数のCPUを多く用意すると、性能的に最も最適化できる。なぜなら、仮想マシンに割り当てられた1個の仮想CPUは、必ず1個の物理CPUに対応づけられるためだ。物理CPU数が多ければ同時に多くの仮想マシンの処理が行えるため、待たされることがない。 また、次回に詳しく紹介するが、消費電力を抑えるという点でもクロック数よりCPU数が重要になる。低消費電力型のCPUはクロック数が低いが、同じクロック数の通常CPUよりも消費電力が低い。ま

    いよいよ仮想化環境の構成を検討
  • Androidアプリ開発に24時間で挑戦してみた

    クックパッドという料理レシピサイト(http://www.cookpad.com/)がある。料理好きの筆者は、しばしば利用する好きなサイトの一つである。このクックパッドが2010年4月23日から「開発コンテスト 24」というイベントを開催する(http://info.cookpad.com/24contest)。主催者が発表した課題を解決するプログラムを開発するコンテストで、課題の発表から24時間以内に成果物を応募するというものである。 24時間で何かを作るというのは面白い。Microsoftが主催する学生向けの技術コンテスト「Imagine Cup」では、いくつかの部門で24時間のチャレンジという競技ルールがあって、その取材は楽しかった。趣味の人力飛行機でも、明日のこの時間までに問題を解決しなければ、ということが何度かあり、これらはしんどい経験だったが、やはり楽しかった。 筆者はクックパ

    Androidアプリ開発に24時間で挑戦してみた
  • 第5回 「資源大国ニッポン」に向けたクラウドとグリッドのこれから

    クラウドコンピューティングが注目を集めている。だが、企業情報システムを安心して委ねられるだけの基盤になるためには、クラウドを実現するテクノロジと、クラウドから生まれるサービスの双方が歩調を合わせ、社会のニーズに応えなければならない。両者の間にある“素敵な関係”について、日発でクラウドビジネスに臨むブランドダイアログの二人の取締役が解説する。今回は、森谷武浩 取締役CTO兼 SaaS/クラウドR&D部長が、クラウド関連テクノロジのこれからを検証する。 じわじわと浸透するAmazon型クラウド 今やクラウドブランドの“威光”は凄まじいものがある。とりあえず「クラウド」と名付ければ、時代の波に乗ったサービスのように思わせてしまうほどだ。2009年までは、クラウドと聞くと何やら「アメリカからまたWeb2.0の次の“IT黒船”がやって来たぞ!というような期待と不安を伴った複雑な感覚も見え隠れして

    第5回 「資源大国ニッポン」に向けたクラウドとグリッドのこれから
  • 「システムを作ること」の向こう側にあるもの

    最近、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(以下、もしドラ)という小説を読んだ。2009年12月の発売以来、販売部数が38万部を超えるベストセラーという。この4月に、ビジネス誌が「ドラッカー特集」の冒頭で6ページにわたり「もしドラ」を紹介していて、気になっていたである。 この小説のストーリーを簡単に紹介すると、主人公は高校野球部の女子マネージャー「みなみ」。ドラッカーの経営書『マネジメント(エッセンシャル版)』を読みながら、野球部を甲子園に連れていくべく、マネジメントする――というもの。ピーター・ドラッカー(1909-2005)といえば、「20世紀最高の知識人」「マネジメントの発明者」などと評される経営・社会学者である。そんなドラッカーの経営書を高校生が読んで実践するという破天荒な設定なのだが、これが面白い。 「もしドラ」では、要所要所でドラッカーの

    「システムを作ること」の向こう側にあるもの
  • 拡大する「ZBOT」の脅威 「運び屋」が担う役割とは?

    「Zeus」の名称で知られるボットネット(感染コンピュータによるネットワーク)の背後にも常にそれを利用するサイバー犯罪者たちが存在する。彼らの手による業務用コンピュータへの被害は、最近急増した「Money-Mule」、つまり「運び屋」(意図するしないに関わらず犯罪者の送金に加担するユーザー)の影響もあり、ここ数カ月だけで数千台に及んだ。実際、2009年だけをみても、このボットネット関連の不正プログラム「ZBOT」の感染件数は、企業数で2500社、コンピュータ数としては約7万4000台にも達し、その主な被害は、ユーザーのログイン情報の収集だった。 セキュリティ・ジャーナリストのブライアン・クレブス氏は、最近のZeusボットネット関連の攻撃として、米国ニューハンプシャー州に拠点を置くITコンサルタント会社を標的にした事例を報じている。この攻撃で同社には10万米ドルもの損失が発生た。その際に不正

    拡大する「ZBOT」の脅威 「運び屋」が担う役割とは?
  • 英語圏でも人気、操作性にこだわったTwitterクライアント「twicca」 - Androidアプリケーション開発ストー...:ITpro

    「twicca BETA」は、Android端末を使うユーザーの間で根強い人気を持つTwitterクライアントだ(写真1~写真4)。まず日国内向けに公開されたが、今では日語圏よりも英語圏で多くの利用者を抱えている。例えば英語圏の情報サイト「Android and Me」が2010年2月18日に掲載したTwitterクライアントの人気投票では、Android上のTwitterクライアントの人気投票で、Seesmic、Tweetcaster、Twidroid(Pro)に次ぐ第4位の得票数を集めた(投票結果)。

    英語圏でも人気、操作性にこだわったTwitterクライアント「twicca」 - Androidアプリケーション開発ストー...:ITpro
  • 【宇宙戦略(7)】オバマ政権で日米宇宙協力は変わるのか

    2010年2月1日、年頭教書にて米国オバマ大統領が新宇宙政策を発表した。オバマ政権になり、宇宙政策はどのように変化していくのだろうか。筆者が3月某日に最新の宇宙政策動向に精通した米国人教授と会談した情報も交え、俯瞰していきたい。 2011年度米国宇宙予算の要点 大前提として、今回の宇宙予算でも増額(今後5年間で60億ドルの予算を追加し、総額で約1000億ドルに)が発表されたように、総論において米国の宇宙政策がオバマ政権の下で大転換するというわけではない。これまで行ってきた気候変動研究や地球観測に関する取組みはさらに充実・強化され、無人の太陽系探査のプログラム、天文観測衛星の取組みも進められるというように。ただし、各論においては若干の修正もある。 宇宙探査について まず、宇宙探査においてコンステレーション計画が中止される。これは、ブッシュ前政権の下で開始されたもので、現在開発中の有人宇宙船と

    【宇宙戦略(7)】オバマ政権で日米宇宙協力は変わるのか
  • クラウドを支える“ゆるさ”

    オブジェクト指向言語「Ruby」の開発者である、まつもとゆきひろ氏が語る日経Linuxの連載記事「技術を斬る」で最近、「BASE」という概念がよく登場する。BASEとは、「Baseically Available」(不整合は滅多に発生しないので可用性を重視し)、「Soft-state」(状態の厳密性を追求せず)、「Eventually Consistent」(途中はともかく最終的につじつまが合えばよい)、という考え方だ。 実は、クラウドを支えているのは、この“ゆるい”考え方にほかならない。 トランザクションはもう古い? BASEは、トランザクションの概念が大量の情報を処理するシステムには適さない、という考えから登場してきた。データを正しい状態で維持するために必要なACID特性、すなわちA(原子性)、C(一貫性)、I(独立性)、D(永続性)を、大規模な分散処理では維持できないという「CAP定

    クラウドを支える“ゆるさ”
  • グーグルが今後のインターネット検索サービスを説明

    Web調査は2010年1月15、16日の2日間、小学生から50代の男女を対象に実施したもの。6600の有効回答を得た。これによると、インターネットの利用目的として最も多かったのは「メール」で81.4%、2位が「オンラインショッピング」で70.1%、3位が「動画」で68.4%だった。ただし、これを中学生・高校生・大学生に限定すると、男女ともに1位は「動画」になる。グーグルでは「テレビ代わりにYouTubeなどの動画視聴を楽しむ層が増えている」と分析した。 使用する端末別に、インターネットでどんなことを検索するか調べると、パソコンでは「趣味」(63.6%)、「ショッピング」(58.8%)、「地図」(58.0%)が上位を占めるのに対し、携帯電話では「天気予報」(27.7%)、「乗換検索」(27.6%)、「最新ニュース」(23.8%)が上位に挙がった。じっくり調べる情報ほど、パソコンが活用されてい

    グーグルが今後のインターネット検索サービスを説明
  • [1]3割は「NTTは1社体制に戻すべき」,東西サービス分断に7割が不満

    まずは,NTTグループがどのような形になっていると利便性が高いかを聞いた(図1)。その結果は,「ワンストップのサービスを提供できる1社体制のNTTに戻す」が29.5%でトップだった。2ポイント差の27.5%で「NTT地域会社を全国で1社にし,そのほかは現状と同じ」との回答が続く。 一方,グループの解体を意味する「持ち株会社を廃止し,資関係がないNTT各社が互いに競争」は14.3%にとどまった。また,「現状と同じ持ち株会社の下にグループ会社」との回答はわずか3.7%だった。 この結果には,NTTの地域会社が東西に分かれていることに対するユーザーの不満が表れている。ユーザーの最も強い願いは「サービスのワンストップ化」だろう。ほとんどのサービスのワンストップ化を実現する「1社体制」と,少なくとも東西のサービスのワンストップ化を実現する「NTT地域会社を全国で1社」の合計が,過半数に達しているか

    [1]3割は「NTTは1社体制に戻すべき」,東西サービス分断に7割が不満
  • 新たなデータベースの選択肢は“NoSQL”

    昨年末から「NoSQL」という言葉をネット上で見かけるようになった。字面だけを見ると「もはやSQLは必要ない」(No SQL)という意味にも取れる。だが実際には、「SQLだけに限らない」(=Not Only SQL)というのが正しいようだ。 NoSQLとは、SQL言語を利用しない非リレーショナルデータベース(RDB)を総称した表現である。代表的なものとして、数値や文字列といったデータ(value)を1個のキー(key)にひも付けて管理する「key-valueストア」がある。 key-valueストアで処理できるのは、keyで検索を実行してvalueの値を読み書きすることだけである。「販売単価が100円以上、1000円未満の製品情報だけを抽出」といった、SQLでは当たり前のように処理できる操作をNoSQLでは実行できない。RDBのようにデータの一貫性を厳密に保持しているわけでもない。 過去に

    新たなデータベースの選択肢は“NoSQL”
  • 【初級】知っておきたいストレージの基礎 最終回(後半) NASとiSCSIの特徴

    【初級】知っておきたいストレージの基礎 最終回(後半) NASとiSCSIの特徴 管理負荷を軽減するSANとNAS 低コストなiSCSIにも注目 同じネットワーク型ストレージに分類されていても,NASの仕組みはSANと大きく異なる。NASは,機能的には「ファイル・サーバー」と同等であり,ファイル共有サービスに特化したアプライアンスと考えてよい。ファイル共有に最適化した専用OSとファイル・システムを備え,管理も容易になっている。インターネット経由でリモート管理ができ,WAN経由でメンテナンスできるというNAS装置もある。 NASはストレージ専用のファイバ・チャネルにつなぐのではなく,イーサネットのLANに接続する。クライアントPCやサーバーからファイル・サーバーの共有ディスクのように利用でき,異なるOSのサーバーやPCの間でもファイル共有できることが大きな特徴である。 一部のエントリ・クラス

    【初級】知っておきたいストレージの基礎 最終回(後半) NASとiSCSIの特徴
  • 第2回 Androidを起爆剤に急増するネット端末

    ここ数年で、携帯電話やパソコン以外の機器がインターネットにつながり、サービスを受けられるようになった。ゲーム機、液晶テレビAmazon Kindleなどのブック・リーダーだ。2010年には、この流れが加速度的に増していく(図1)。 起爆剤となるのは、米グーグルが開発したAndroidである。Android来、携帯電話用のプラットフォームだが、カスタマイズが自由なため、別種の端末開発にも応用できる。2008年10月のソースコードの公開から1年以上がたち、Androidベースの各種組み込み機器プラットフォームを開発するOESFや様々な企業によって、周辺技術の開発が進んできた。これが今後、一気に花開く。 フォトフレーム、カーナビ、STBがネット化 こうした動きが2009年11月に相次いで顕在化した(図2)。口火を切ったのは、NTT東日Androidをベースに作られたNGN(次世代ネット

    第2回 Androidを起爆剤に急増するネット端末
  • Twitterもセカイカメラも「ハード」になる

    「このインターネット専用端末は10.4インチ型の液晶ディスプレーを備え、内蔵バッテリー最長6~7時間の動作が可能。手に持って利用し、マウスの代わりに専用のタッチ式ペンで操作する。Webページのハイパーリンク部分をペンで触れることでリンク先のWebページに移れるほか、画面に表示したキーボードをペンで操作して、文字を入力することもできる。実際に使ってみたところ、ハイパーリンクをたどる操作は容易だったが、ペンを使った文字入力にはややストレスを感じた」。 これはちょうど10年前、2000年の夏に、記者が米ニューヨークで取材した「PC EXPO」というイベントの記事だ。そこで注目を集めていたのは、インターネット接続専用の「パネル型パソコン」だった。スペックをざっとおさらいすると、プロセッサは米トランスメタの「Crusoe」、OSはLinuxで、Webブラウザーは「Netscape Navigator

    Twitterもセカイカメラも「ハード」になる
    takuya_28
    takuya_28 2010/02/16
  • 第67回 事件は現場だけで起こっているのか?

    システム開発プロジェクトでは、組織間のコンフリクト(対立)がよく起こる。第35回の『アプリvs.インフラ、担当者はなぜ分かり合えない?』では、アプリケーション担当者とインフラ担当者の対立を取り上げたが、もう1つ、やっかいな対立関係がある。それは「現場と上位組織の対立」だ。 後藤 年成 マネジメントソリューションズ マネージャー PMP プロジェクト仕事をしていると、プロジェクトのメンバーから必ずといっていいほど耳にする文句があります。「“上”は現場のことを何も分かっていない!」と。ここでいう“上”とは、プロジェクトマネジャより上の関係者、“上位組織”を指します。 PMOは立場上、プロジェクトの現場の状況を上位組織に伝え、上位組織での決定事項をプロジェクトの現場に浸透させるという役割を担っています。ここで、いくらPMOがコミュニケーションのハブとしてがんばっても、プロジェクトの現場と上位組

    第67回 事件は現場だけで起こっているのか?