朝日と同じ。この浅薄さはどうしようもない。 民主党は今大会で採択した綱領で、人工妊娠中絶を「女性の権利」とみなし、同性婚にも理解を示した。人口増加著しいヒスパニック層を意識してか不法移民にも柔軟な態度を示し、リベラル色を鮮明にした。 私は人工妊娠中絶を「女性の権利」だと考える。そこが思想の踏み絵とでもいうなら、私はずっとリベラルである。だが、問題はそこにはないと考える。ではどこに。 昨日朝日新聞社説へのコメントで妊娠中のダウン症判定について触れた。これが、人工妊娠中絶を「女性の権利」とする考えと向き合ったとき、どうするか、そこを問いかける。 私の理解では、フランスは国家は義務検診として妊婦のダウン症判定をしてしまう。国家がこれを行う。そして、その先に、国家と母親には中絶の権利かあるいは義務が設定されるが、ダウンとして生きる可能性の人間の権利はどうなるのだろうか。 これをどのように問うことが
両親の血液などから採取したDNAで生まれる前の胎児のゲノムを予測することに、米ワシントン大のチームが成功し、米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(電子版)に掲載された。研究が実用化されれば、母体に負担をかける検査をせずに、遺伝子の異常で起きる様々な病気の出生前診断ができるようになるという。 研究チームは、妊娠18週の母親の血液と、胎児の父親の唾液(だえき)からDNAを採取し分析。98%を超える精度で、母親と父親から胎児に受け継がれた遺伝子変異を予測した。 さらに、妊娠中の母親の血漿(けっしょう)中にわずかに存在する胎児のDNAの一部を解析し、新たに起こった遺伝子変異も予測。生まれてから検査して見つかった44カ所の変異のうち、39カ所が胎児のうちに予測できた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で
妊婦の血液で胎児がダウン症かどうかが99%の精度でわかる新型の出生前診断について、日本産科婦人科学会は1日、研究以外の一般的な検査として安易に実施するのは「厳に慎むべきだ」とする声明を発表した。産婦人科医以外が行うことも考えられ、他学会にも呼びかけ医学界共通のルールづくりをする検討委員会を立ち上げる。国へ法整備も求めていくという。 この検査法は、妊婦の血液中に含まれる胎児のDNAを分析することで診断する。血液を10ミリリットル採取し、検査会社が分析するだけでできる。しかし、対応には専門知識が求められ、検査の前後にはカウンセリングが必須。十分な説明もなく受ければ、中絶を選ぶ人が増えかねないと心配されている。声明は「広範囲に実施された場合、社会に大きな混乱を招くことが懸念される」とした。 同学会倫理委員会の落合和徳委員長は「現状では、国内のカウンセリング態勢は十分ではない。商業ベースで行う
オーダーメイド医療シリーズを書くと言いながら止めておきながらこんなことをして少し後ろめたいですが、頭の体操として。 妊婦血液で出生前検査 異常99%判明 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120829/t10014608571000.html これにおいて 「検査の対象は、胎児の染色体異常のリスクが高まる35歳以上の高齢出産妊婦などとしたうえで」 制限つける必要あるのかねえ というid:wdnsdyさんのコメントが現時点で一番スターが多くついています。ですがこれは絶対必要な条件です。成育医療センターと昭和大の先生方は適切にもこの年齢制限を設定した、というべきです。その理由は知っていさえすれば特に難しいことはなく、ブコメ欄にもいくつも手がかりとなるコメントを残している方はいますが、わかりやすく説明できるかどうかを試みてみるものです。 個人から見た検査の精度
ツイッターにも少しだけ書いたけれど、話題の「クローズアップ現代」について。いま我が家には録画できるものが何も無いので、早く帰宅して見た。 たぶん観る者の立場によって、評価が分かれるのだろうと思う。自分の立場からすると、いくつか引っかかる点はあるものの、穏当な内容であるように思えた。冒頭から、司会の国谷氏が「すべての服薬を否定するものではない」ことを強調してはじまったし、終盤になってもそのような発言を折に触れて挿し込んでいた。 もともと番組サイトによれば、ゲストは石川憲彦氏だけの予定だったのである。それが前日になってNHKの記者も同席することになった。確信はないが「石川氏だけだと、スタジオ部分が自説の独演会になりかねない」という懸念があったのではないか。 途中で国谷氏が「いつから子どもへの向精神薬の投与は増えているのか」という質問をして、石川氏がひとこと「10年ぐらい前から」と答える場面があ
乳児用粉ミルクの放射性セシウム汚染について心配しておられる 妊娠・授乳中女性へのご案内 平成23年12月8日 日本産科婦人科学会 乳児用粉ミルクの放射性セシウム汚染 (最大で30.8ベクレル/kg)が報道されました。この件に関する人体への影響について本会の見解をご案内致します。 結論:たいへん微量であり、この粉ミルクから余分に受けた被曝に関して健康被害について心配する必要はない。 理由: 放射性セシウムを食材中から摂取した場合におけるベクレル(Bq, どの程度の放射線を出すかの単位)とミリシーベルト(mSv, 人体が放射線により受ける影響の単位)の関係は以下のようになります(出典は「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」. 平成14年3月. 厚生労働省医薬局食品保健部監視安全課)。放射性セシウムにはCs137とCs134があります。 Cs137, mSv=Bq×2.1÷100,000
新着悩み相談(Q&A)一覧 ED治療薬のことで相談です。ザイデナという薬を試してみたいのですが抗真菌薬が禁忌という事に引っ掛かっています。いくつかネットの情報を漁ってみたところ服用タイプの抗真菌薬が禁忌にあたるそうです。この場合塗り薬の抗真菌薬は問題がないのでしょうか? 投稿者 はじめ(男性・50代) 2023/12/14 左首凝りが酷く詰まった感じがします。左頭の1箇所が押された感じ?で痛くなります。それと生理前から後まで血圧が上がります。その時に首こり頭痛が酷くなります。 投稿者 あ(女性・40代) 2023/09/29 足の甲を犬に噛まれたのですが、傷?っぽいものは少しあるが出血はしてません。内出血はしてるんですが、病院を受診すべきでしょうか? 投稿者 く(男性・30代) 2023/09/09 ミノキシジルの副作用として、白血球減少とあります。どのような影響がありますか? 投稿者 た
RTされまくっている「生後8ヶ月で人工内耳手術を受けて初めて母親の声を聞いた赤ちゃん」という動画(http://www.youtube.com/watch?v=HTzTt1VnHRM&feature=player_embedded)を見て「感動した」「素晴らしい」という声が多数見受けられましたが、人工内耳を実際に使っている私(kurage313)が覚えた違和感を纏めてみました。 人工内耳の諸問題の詳細については 人工内耳について(http://togetter.com/li/68342) 人工内耳の諸問題について人工内耳ユーザーが吠えてみる(http://togetter.com/li/155578) 等をご参照頂ければと思います。 続きを読む
上手に悩むとラクになる夏休みの宿題、1カ月は長い?短い? 子どもの尺度では(2019/8/9) このコラムでは7月から引き続き、子どもの夏休みの宿題をいかに計画的に進めるかという特集をご紹介しています。 なぜ、子どもが夏休みの宿題を…[続きを読む] 葬儀の望みは5か条で がん末期女性が届けた手紙[ニュース・フォーカス](2019/8/8) 熱中症「見える化」で防げ 大阪・吹田の中学校で試行[ニュース・フォーカス](2019/8/5) 一生に一度、「肝炎ウイルスに感染しているか」の検査を[内科医・酒井健司の医心電信](2019/8/5) がん3年生存率、72.1% 昨年比0.8ポイント上昇[ニュース・フォーカス](2019/8/8) 楽しいからやっちゃう、初サーフィン 認知症になっても[ニュース・フォーカス](2019/8/10) 経費を流用、前理事長を懲戒解雇 くまもと県北病院機構
平成23年3月4日健康局結核感染症課課長 亀井(内線2370)電話・代表 03-5253-1111夜間・直通 03-3595-2257医薬食品局安全対策課課長 俵木(内線2747)電話・代表 03-5253-1111夜間・直通 03-3595-2435 小児用肺炎球菌ワクチン(販売名:プレベナー水性懸濁皮下注)及びヒブワクチン(販売名:アクトヒブ)を含む、ワクチン同時接種後の死亡例が、3月2日から本日までに4例報告されました。(概要は別添) ワクチン接種と死亡との因果関係は、報告医によればいずれも評価不能または不明とされており、現在詳細な調査を実施しています。 このような状況から、「小児用肺炎球菌ワクチン(販売名:プレベナー水性懸濁皮下注)」及び「ヒブワクチン(販売名:アクトヒブ)」については、因果関係の評価を実施するまでの間、念のため、接種を一時的に見合わせることとし、自治体及び関係
日本のワクチンにとって暗黒の週末になりました。 まずサーバリックス(HPV)が品薄のために新規予約は見合わせて欲しいの要請がGSKからありました。これは1月段階から囁かれていた懸念でしたが、ついに現実のものになったかの実感です。無い物は仕方が無いので、新規予約は即時に中止です。GSKの見通しでは「7月ぐらいには供給体制が整うかもしれない」とはしていましたが、当面は情報待ちです。個人開業医ではこれ以上どうしようもありません。 小児科医にとってもっと衝撃的だったのは同時接種による死亡例が出たことです。今朝の時点ではどうやら4人になったようです。これはどう考えても統計学的に多すぎる人数で、アクトヒブ(Hib)とプレベナー(PCV7)の接種が当面見合わせになったのはやむを得ないでしょう。さすがにこの状況で「問題なし」とできる人は殆んどいないと思います。かなりの数の予約が入ってますから今朝は電話連絡
2010-08-02 ヘルスカナダはナトリウム削減報告書を歓迎 ヘルスカナダ Government of Canada Welcomes Sodium Reduction Report July 29, 2010 http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/nr-cp/_2010/2010_131-eng.php Leona Aglukkaq保健大臣はナトリウム削減関係者ワーキンググループによる「カナダの減塩戦略」の発表を歓迎する… 2010-08-02 モントリオール市場で偽バイアグラが見つかった ヘルスカナダ Counterfeit Viagra Found on the Montréal Market July 29, 2010 http://www.hc-sc.gc.ca/ahc-asc/media/advisories-avis/_2010/2010
昨日のエントリ(参照)で一個所だけ「インフルエンザ菌」という言葉をそのままの形で入れておいた。「それは倫理性を単純に相対化するということではない。著者のインフルエンザ菌の予防接種の見解にも表れている」という部分だ。「インフルエンザは菌ではなくウイルスですよ」というご指摘が入るかもしれないとは多少思った。 細菌とウイルスを混同する人は少なくない(参照・参照)。私もよく事実認識の間違いや誤字脱字をする。幸い、この点ご指摘をいただいたが、この部分は、該当書「感染症は実在しない―構造構成的感染症学(岩田健太郎)」(参照)をそのまま受けたものだった。 子どもの命は貴重ですが、リスクを無くすことはできません。しかし、明らかなリスク減少効果をもたらす医療行為もあります。 明らかなリスク減少効果をもたらす医療行為には、乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防の目的で処方されるK2シロップなどもあるが、同書では予防
反省会 - 地下生活者の手遊びでid:tikani_nemuru_Mさんが反省会をしていた。私も通報者*1のひとりとして、似たような座りの悪さを感じていたので、遅くはなったけれど自分なりの反省会をしたいと思う。 私は、今回の行動を起こすこと(起こしたこと)については、行動以前も今も問題を感じていない。しかし、行動したと公表すること(公表したこと)については、座りの悪い思いをしている。 意外だったこと 公表すると決めたとき、まずはじめに手厳しい批判があるだろうことを覚悟した。「注目を集めて目立ちたいだけではないか」とか、「深刻な事態をニセ科学批判のネタにしている」とか、そういう類の批判があるのではないかと思ったのだった。それから、tikani_nemuru_Mさんの思いのように、チェーンメール化の問題もあるだろうと考えた。 ちょっと悩みはしたものの、もっと関係機関にパイプの太い人が動いて欲し
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